メイウェザー vs マイダナ  -  試合動画 | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。






我々少数派が抱いた淡い期待をよそに
凡そ大多数の方々の予想通りの結果に。






















序盤のマイダナ、いつもの村田兆治戦法で
圧倒的アグレッシブポイントを稼ぐも有効打は無し。
( ヘッドバット、ラビットパンチ、タックル、ヒザ ^
反則ギリギリの際どいインサイドワークを含む )




序盤でメイウェザーにタイム感を覚えられて
中盤6R以降は、カウンターを狙い打たれます。
( マイダナはパンチの後ガードに戻らず流れるので
メイウェザーがマイダナのパンチ後に合わせる
カウンターは右クロスやフック、ほぼ直撃でした )




メイウェザーは全般を通じてボディへの左ジャブも刺さって、
牽制としてだけじゃなく効かせていたと思います。




両者のスタンスとリングジェネラルシップの取り方を見ていると、
マイダナは勿論プレッシャーを掛けてクラウチングで前進。




対するメイウェザーは、予想されていたほどアウトボックスはしません。




序盤は、マイダナ/ブローナー戦のブローナーとそれほど変わらず、
足を止めてL字ブロックとスタンスの角度の変化のみで
マイダナのパンチを回避しようとしていました。




なので序盤はロープ際やコーナーに詰められて、
マイダナの “マサカリ” オーバーハンドを
被弾している場面も見られました。




マイダナの微かな勝利の確率に賭ける少数派は
このオーバーハンドがL字ブロックを超えて当たれば
さすがのメイウェザーも動きが止まって
マイダナのペースがアップしていくだろう、
と予想していましたが …




この強烈なオーバーハンドを被弾しても
メイウェザーは余裕綽々でした …




メイウェザーはスピード、テクニックだけでなく
ジュダー戦、モズリー戦で見せた 「 打たれ強さ 」
そしてタフネスにも凄まじいものがあります。




フィジカル/体の強さも突出している訳ですね。




終盤、足を使い出したメイウェザーに対しマイダナは成す術無し。




時折 ブチ切れたように詰めて振り回しますが、
変則的な振りの軌道を見せるオーバーハンドも
序盤は当たりましたが、6R掛けてタイム感を覚えられたら
メイウェザーには絶対に当たりませんね。




公式採点は以下の通り。













自分は 117 - 113 でメイウェザーでした。




いくらアグレッシブポイントがあっても
クリーンエフェクティブヒットが無ければ
ポイントにはなりませんね。




リングジェネラルシップも、
やはりメイウェザーが終始取っていたと思います。




ただ、カネロと比べたら
微かではありますが序盤は可能性を感じさせたので
マイダナは奮闘したと思います。




マイダナが勝つ為に出来る事は全て出したのではないでしょうか。




今回も国家予算級のファイトマネー最低保証 33億円だったメイウェザー




( マイダナの方はファイトマネー 1億5000万円 )




今後どういうビッグマッチを見せてくれるのか、
カーンでもパッキャオでもダニー・ガルシアでも
ミドルに上げてゴロフキンでも良いんですが …




残る現役生活
一番厳しい場所か一番ファンが見たいカードを選択して
世界中を盛り上げていって欲しいですね …