またやった。色々球根を買ってしまった・・・
赤いコリダリスと、原種系のユリを数種買ってしまった。
どうせ実家の庭に植えるしかなく、手元で花を楽しめるわけでもないのに。
なんか、未来の群生した庭を夢見て、そういうものを買ってそこかしこに植えてしまうんですが、現実にはそれなりに手入れする人(=俺)がいないと、勝手に群生なんかしないでしょうに。
さて、今日も病気シリーズ。
葉先枯れ病とは、見たまんまの病名ですが、スイセンの病気として病名が付いたのは平成になってからのようで、資料も非常に少ないです。
おそらく、大きな問題になることが少ない病気だからじゃないでしょうか(現時点では)。
文献によれば、富山や佐賀での報告があり、品種としては秋に葉が出るもの(ニホンスイセンやタゼッタ系等)に出やすく、したがって多発時期は10~11月(資料によっては2月とも)ということです。
20℃、多湿な条件で発生を見るというので、雨が多い年など多湿な時には、春でも普通に発生する可能性が高いと考えるべきでしょう。
我が家では、10年以上前に、「プレコーシャス(2W-P)」で発生したのが初めてですが、毎年同じ品種に発生するとか、畑全体に広がるとかいう事はこれまでにありません。
また、これが原因で枯死するような事もありません。
葉が早く枯れこむことで、株が弱ることは当然あると思いますが、これがハナアブやネダニを誘発するようなことも考えにくいと思います。
最初は小さな変色から、結構なスピードで葉の先端が茶色く枯れこんできます。
さわった感じは、かなり乾燥しているような手触り。
消毒(市販のうどんこ病とかに効くスプレー剤で十分効果があります)すれば進行はすぐに止まりますので、早めに対処すれば大きな問題にはならないでしょう。
発見が遅れて病斑が大きくなったものは翌年の良い花は望めないということで、それはあきらめるほかないのですが、翌年の発生源とならぬように、枯れた葉は念入りに処分しましょう。
おそらく、それほど一般的な病気じゃないとは思いますが、一応参考になればと思ってご紹介してみました。