車の中で
『今からね、良くする為に精神病院で
泊まりで治療してもらう事になったからね』
と母に話す
母は特に嫌がる様子もなく
分かっているのか分かっていないのか……
途中何度も何度も同じ事を聞く
聞いたらすぐに忘れてしまう
そして車の中で
母の独り言が始まった
『うん…うん…はい。そうです………』
兄は『あっ、電話がかかってきたわ』
そう…
この電話とは 母が誰からか電話がかかってきているという幻聴
本当に誰かと会話をしている感じで
独り言が始まった
兄は前に 母がこの現象の時
横からしゃべりかけると
『今電話しとる!黙っとって!』
って怒られたそうです
それを聞いていたので あまり母の会話に入らない方がいいんだろな…
と思いながら
でも 始まったすぐなら大丈夫かな?
っと思い 母に何気に話しかけた
『今日の着てる服いい色やな~』
と服を触りながら母の気をそらせてみた
すると 母の幻聴の電話はプツリと終わり
私との会話に普通に入ってこれた
そして車から見える景色を見て
話したりして
母は 少しいつもの母に戻ってきたようでした
そして車で1時間かけて精神病院に着いた
ここの精神病院は 認知症治療病棟があり
いろいろなリハビリをして頂ける
同じような認知症の方がたくさんみえる
母の様子は すごく落ち着いていて
兄も『今日のお母ちゃんは なんか元に戻った感じに思える』と言っていた
診察室に入り
いろいろな説明を受け
病院の先生が母に入院について話している
最後に『入院されますか?』
と先生が母に意思を確認
母は『入院しません!』
とここだけはすごくはっきり答えた
ので 周りの看護婦さん達やらみんなが
ずっこけた感じで笑われた
うちらも 『えええーーー💦』って感じでしたが
ま、母も頭が混乱していて
なんで今ここにいるのか
状況が全然把握できてない様子だったので
入院なんてしたくない!
と思い言ったんだと思います
結局 長男である兄の同意という形で話が進んでいった