池波正太郎先生の本「男の系譜」を読み始めた。8/30
戦国篇、江戸篇・幕末篇に分かれてそれぞれの時代を代表する人物の「語り下ろし」だが、そのトップバッターたる信長については後日改めて書きたいが、次の渡辺勘兵衛での「語り」がこれまたユニークで核心を突く。
P54から教育について云々、、
1,男女共学、それが大間違いの元
男の尊厳も女性の神秘も子どもの時に失われちゃう
大体、5歳から10歳くらいの間に全部決定されるわけですよ、その時の生活環境でその人の一生が。
2,「戦前」は十把一絡げで否定される。が、今はもっと恐ろしい時代ではないか・・・
大学なんて<中略>大安売りでしょう。それがしかもパーソナリティというものを全部つぶされた教育だからね。
芸術もそうだし、医学もそう。<中略>医学なんて次第に管理的医学になっていくだけですよ。そうなったら
医学の滅びるときです。医学にはまだ管理するだけののうりょくがないんだもの。人間の肉体の方が力があるんだから。その肉体本来の力をふやしていく、衰えていくのを防いで、助ける。それが医学ですからね。、、、、