僕は盲導犬4年生のバディ 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。
僕はおっさんと四国の友人に会いに行ってきたよ。
前回も10月だったので、ちょうど2年ぶりの訪問となった。
名古屋駅から新幹線で岡山まで行き、そこから特急しおかぜに乗って香川県の観音寺へ向かったんだ。
岡山駅の次は児島なんだけど、そこに着く前から通路を隔てた向こうの座席から音が聞こえ出したんだ。
その音はどんどんと大きくなって、僕はたまらずにその方向をずっと凝視していたよ。
その音は児島を過ぎても鳴り止まず、ゴゴーとかガガーとか色々な音を出すんだ。
もうたまらなくて、僕は昼寝なんてできる状態ではなくなってしまったよ。
これでは特急しおかぜがブタ風だよね。
隣の人はいつ静かにしてくれるかなと思っていたけど、結局僕が下車するまでそのイビキは鳴り響いていたよ。
駅に着くとホームには駅員さんがいて、電車とホームの段差が危ないという理由で、スロープをホームまで渡してくれたんだよ。
それを見ていて2年前にもスロープを渡してくれたことを思い出したんだ。
本当に毎回有難うございます。
そして駅にはおっさんの友人夫妻が迎えにきてくれていたんだ。
もちろん僕はすぐに気づいて、尻尾を振って体全身で再会の嬉しさを表現したんだ。
おっさんも僕のその反応から迎えにきてくれていることがわかって安心していたよ。
ついた日にはおっさん達がその日に使う野菜を収穫するために、友人の畑に出かけたんだ。
畑の土はふわふわしていて歩いていて気持ちが良かったよ。
都会ではコンクリートかアスファルトしかないからね。
2日目はあいにく僕が嫌いな雨だったんだ。
友人はその日にドライブを考えていてくれたんだけど、予定を変更して家でくつろぐことにしたんだ。
今回の訪問の時には庭先にデッキができていて、僕はそこでのんびりとグルーミングをしてもらってくつろいだんだ。
夕方までみんなが僕の周りに集まって色々と話をして過ごしていたんだけど、僕が夕食を食べ終えると、おっさんと友人だけが車に乗ってどこかへ出かけてしまったんだ。
僕は待つことには慣れているけど、よその家にきている時に置いていかれるのは心配になっちゃうんだよ。
友人の奥さんが一緒に家にいたけど、やっぱり心配になっちゃうんだ。
それで車が家の前を通る度に窓のところまで行って探していたんだよ。
最後はずっと窓のところで待っていたんだ。
二人は2時間程したら戻ってきてそんな僕の心配を全く察することもなく、ビールを飲み始めてしまったよ。
話を聞いていると、温泉に行って、お風呂に入ってきたらしい。
まあ こんな出来事もあったけど、みんなに囲まれ暖かい楽しい時間もあっという間に過ぎちゃったな。
今回は近所の人も僕に会いにきてくれたんだ。
その人もすごくいい人で僕は一緒にいて楽しかったよ。
みんなからまた来年も来てね!と言ってもらえたので、遠慮することなくまた遊びに行こうかな!
おっさん連れて行ってね!