暖かくなった春の午後に盲導犬バディと近くのお店に買い物に出かけた。
片側1車線の両側通行の道が交わる交差点の横断歩道を渡り始めた。
すると数歩進んだ時に、自分の前を左から右へ横切っていくピックアップトラックのような音が通り過ぎていった。
この時え⁉︎っと思い、つい自分の足が止まってしまった。
そこは横断歩道だけど道路の真ん中なのに。
自分が間違って渡り始めてしまったかな?と思ったからだ。
自分は音声式横断歩道でピヨピヨが鳴り始めたことを確認し、自分の進行方向の車が動き出す音を確認して歩き出したよな〜と一連の流れを思い出した。
今考えてみると、車が自分の前を通りすぎる音を聞いたら、そこで足を止めるのではなく、安全のために、まずは、すぐに引き返すようにしないといけないなと今は考えている。
視覚障害者になって5年が過ぎたけれど、歩行者信号が青色の時に、車が歩道を横切っていくのは初めての体験だった。
視覚障害者は見えないので、周りの音を聞いて横断できるかどうかの判断をして歩道を渡る。
視覚障害者の中には一人で歩く事に不安を覚えて外出を避ける人もきっと多いと思う。
このような不安を与えるような行為は避けてもらえると本当に助かる。
最近は共生社会という言葉が聞かれるようになった。誰もが住みやすい社会づくりに向けて、まずは安全マナーを守る事を大事にしてほしい。
自分もルールを守り生活していく必要性を改めて認識した。