僕は盲導犬3年生のバディ。 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。
僕は盲導犬協会の入学式におっさんと一緒に参列したんだよ。
僕も訓練犬として入学式を迎えてから4年が過ぎたんだ。
本当にあの時の事が懐かしいな。
今回入学する訓練犬の数は、前回参列した時よりかなり多いと聞いていたんだ。
だから今回の入学式はたくさんの訓練犬が吠えたり、座らずにそわそわするのかな?と思っていたんだ。
そうしたら、全くの予想に反して、みんな自分の場所に座り、吠えもしないで静かにしているので、僕は本当に驚かされたよ。
みんなすごくいい子だね。
僕が入学した時は、吠えるし、全く座らないであちこち歩き回るわんぱく坊主だったけど。
だから式は粛々と進んでいったんだ。
ただおっさんは盲導犬ユーザーの1人として挨拶をした時は、今回も話が詰まっていたな。
今回はかなり練習をしていたみたいだけど、やっぱり本番には弱いんだ。
あまり何回やっても詰まるようだと、もう入学式に呼んでもらえないよ。
僕は入学式にまた参列したいので、おっさんはもう少し上手くなってくれよ。
入学式の最後にはパピーウォーカーさんは訓練犬のリードを訓練士さんに手渡すんだ。
そして訓練犬は訓練士さんに連れられて犬舎へ向かうんだ。
今まで見ていたけど、どの子もパピーさんの方を振り向くことなく、犬舎へ行ってしまっていたんだ。
でも今回は1頭の訓練犬が犬舎へ向かう途中で、後ろを振り返り、パピーウォーカーさんにお別れをしていたのが印象的だったな。
きっとすごくすごく可愛がってもらったんだろうな。
僕だって、今はすごく可愛がってくれる第二の親であるおっさんをずっといつも見ているからな。
その気持ちがわかるよ。