僕は盲導犬3年生のバディ。 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。
僕はいつも夜寝る前には、まずおしっこをするんだ。
その後に少し水を飲むんだ。
それは、おっさんが器に水を入れ、その中にドッグフードを潰した粉を浮かべてくれるんだ。
みんなはそれをバディスペシャルと呼んでいるんだよ。
その後で、おっさんに耳と歯を掃除してもらってから、自分でケージに入り寝るんだよ。
普段は僕が大きなマットの上で夕寝をしている間に、おっさんがいつも僕が寝るケージの中を掃除してくれるんだ。
そして、その中にマットをちゃんと敷いておいてくれるんだ。
だけどこの前はケージを掃除をした後にマットを敷くのを忘れてしまったんだ。
僕は歯磨きが終わったあとにケージへは入らず、もう一度マットの上に座ったんだ。
おっさんは僕がいつものようにケージへ入ると思っていたので、あれっと思い、何か言いたそうだったんだ。
でもすぐにマットを敷くのを忘れた事に気づいてくれて、ごめんね!と言いながら、マットを取りに行ってくれたよ。
本当にすぐに気づいてくれて良かったよ。
僕はおっさんがマットの事に気づかず、ケージに入るように言われたらどうしようかなと思っていたんだよ。
ああ、本当によかったよかった。