僕は盲導犬3年生のバディ。 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。


僕は外出した帰りに、奥さんがたまに立ち寄るお肉屋さんへ初めて行ったんだ。

僕とおっさんは奥さんより少し遅れてお店に入って行ったんだ。

僕がお店の中に入ると、店員さんたちのムードが一変したんだ。

あー、犬が入ってきた!という感じで。

奥さんはそのムードの変化をすぐに察して、

この犬は盲導犬で、外があまりにも暑いのでお店で待機させてくれるよう頼んだんだ。


でも店員さんは有無を言わさず、僕とおっさんを別の建物へ案内したんだ。

おっさんはイスをすすめられて、僕たちはそこで待機する事となったんだ。

そこはクーラーが効いていなかったので、店員さんは扇風機をつけ、おっさんへお茶を出してくれたよ。


奥さんは買い物が終わると僕たちのところへ来て、厚労省が出している補助犬に関する小冊子をおっさんから受け取ったんだ。

それを店員さんへ渡して説明してくれたよ。


店員さんは自分では盲導犬入店の判断ができないので、このあとオーナーに伝えると説明していた。

家に帰ると、そのお店から電話があったんだ。

盲導犬の入店はOKである事

対応に不備があった事のお詫び

そして翌日の朝礼では盲導犬への対応を再度徹底すると説明があったようだよ。


店員さんからオーナーへの連絡、そしてオーナーからの電話までスムーズな対応で、僕は感激してしまったよ。

初めての盲導犬入店だったので、お店としての対応方法が決まっていなかったのかな。

今回のような事例に前向きに向き合ってくれる事で、盲導犬の社会への受け入れがもっとすすんで行くといいな。

今回の対応有難うございました。