僕は盲導犬3年生のバディ。 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。


今日はおっさんが昼過ぎからオンラインのイベントに参加しているんだ。

僕の夕食タイムは午後4時なんだけど、その時間に近づいても、おっさんはまだそのイベントに参加していて、終わる気配もないんだ。

始まる前にはおしっこの世話と水もくれたし、イベントの休憩時間にも同じように世話をしてくれたけど。


僕の正確な腹時計ではもうすぐ4時なんだ。

僕はおっさんの横に座っても気づいてくれないので、今度は前に座ったんだ。

流石におっさんは気づいてくれたけど、もう少し待ってて!というんだ。


僕はお腹がぺこぺこなので、今度は座っているおっさんの後ろに行き、少なくなった髪の毛を鼻で触ったり、耳に息をかけたりしてちょっかいをかけ続けたんだ。


それでもおっさんは全日本盲導犬使用者の会30周年イベントとして制作された歌が披露されるから待っててというんだよ。


おっさんの頼みだから我慢して待っていたら、歌が聞こえてきたよ。

光に向かっておっさんと歩いていくイメージだったな。


歌が終わったら、おっさんもパートナーの僕に気遣ってくれて、やっと少し時間が過ぎた夕食を急いて準備してくれたよ。

僕はもう腹ペコだったので、息をつく間もなく、一気に食べ終えてしまった。


これで満足だ。