念願がかなって、第21回小布施ミニマラソンを走る事が出来た。

普段、毎週のように一緒に走ってくるだけでなく、この大会も走ってくれた伴走者には本当に感謝している。


昨年私と同じランニングクラブの仲間がこの大会を走った。

どんな大会だったかを聞くと、エイドステーションでの食べ物が充実していて、かつすごく多くの箇所に設置されており、2キロ毎ぐらいだったとの話だった。

その話を聞いて、毎週一緒に走っている伴走者に大会の様子を話したら、すぐにネット検索をしてくれた。

そして一緒に走ってみようという事になった。


コースは小布施駅前からスタートして、畑や田んぼの中の農道を通ったり、集落を通り抜けたりして、観光では通らない小布施をハイキングしているような感じだった。

そして地元の人たちの応援が、すぐ脇から聞こえてきて、暑さ対策にと、所々で水をかけてくれるので、通常のマラソン大会では味わえない親近感があった。


エイドステーションの食べ物の充実度は話に聞いていた通りだった。

地元で収穫されたびわや梅酒に使う青梅そしてネクタリンなどの果物や、暑い夏には最高のジェラードやアイスクリームがあった。

そしてすごいなと思ったのは、アイスクリームを食べて少し走ると、口直しの感じで抹茶のもてなしがあり素晴らしかった。


ゴールではスイカ、アメリカンチェリーやオレンジの他に、お蕎麦もあり、もう最高だった。


出場した8300人のランナーが農道などや堤防の上など道幅がそれほど広くない道を走るので、タイムを競うのではなくて、のどかな風景をみながら、ゆっくりと走ったり、混雑のところでは歩いて21キロを楽しむのだとわかっった。


今まで走ったもっと道幅の広い大会とは違い、ランナー同士が接近して走るので、普段はなかなか気づきにくい、絆を伴走者と一緒に持って走るブラインドランナーにもたくさん会い、声を掛け合うことも出来て楽しかった。


私は盲導犬との生活を初めて2年半になる。

日頃からもっと盲導犬の素晴らしさを多くの人に知ってもらおうと思っているので、

次に走る時には、走りながら盲導犬の事を発信するような事を考えてみたい。

例えばランニングウエアの背中に何かメッセージをつけるなど、きっと何か名案が浮かぶと思っている。