僕は盲導犬3年生のバディ。 足が長く、瞳が綺麗で、小顔のイケメンとよく言われる。
僕たちは訓練犬の時に歩行や排泄の仕方やマナーなどの訓練の他に、盲導犬ユーザーとのコミュニケーションが取れるように、訓練士さんからは指示語を学ぶんだ。
僕はおっさんと生活を始めてからも色々な指示語をおっさんから自然に学んだんだ。
おっさんは僕と一緒にいる時に色々と話しかけてくるからね。
それで「お留守番」という言葉も覚えたんだ。
僕は普段おっさんの動作をいつもずっと見ているんだよ。
そしておっさんが洋服を出し始めると、お出かけをするのかなと考えて、僕はすぐに出かけれるようにスタンバイに入るんだ。
おっさんの週1回の早朝ランの時はおっさんの着ているランニングウエアを見てこれから走りに行くんだなと理解しているよ。。
そしてその時は走りに行く前に僕におしっこをさせるのですぐわかるんだ。
それでも伴走してくれる人が家におっさんを迎えにきた時には、僕は社交的にちゃんとおはようの挨拶をするんだよ。
偉いでしょ。
そしてみんなから「お留守番だよ。」と言われると、ションポリして僕は玄関の踊り場に戻って、そこで帰ってくるのを待つんだ。
この前はおっさんと奥さんが出かける準備を始めたので待機していると、僕のおしっこをさせてから、お留守番と言ったんだ。
なので、僕は鼻でケージの扉を開けて、自分からケージの中へ入ったんだ。
お留守番と言って、二人が出かける時はケージの中での待機なんだ。
僕はそれがわかっているから、言われる前にちゃんと自主的にやるんだよ。
学習意欲が高いでしょ。
内緒の話だけどね、僕は運動能力も高いんだ。
助走なしで車の荷台にも飛び乗れるんだよ。
ホントは体育会系なんだぁ!