先日介護を目指す生徒さん達に、視覚障害者そして盲導犬というテーマで話をする機会を頂いた。

本当に有難いと思っている。

この話をするのは今回が8回目で、ここまで続くなんて本当に信じられない。


毎回2時間半程の時間は早く過ぎるのだが、今回は特別で、本当にあっという間の講演時間だった。


話をしている時はいつでも質問を受けるようにしている。

私が用意している原稿ではポイントごとに自分の伝えたい事をいう箇所がある。

例えば交差点での声掛けのお願いなど。

それらがちょうどいいタイミングで質問してもらえたと思う。


盲導犬についての話では、いつもバディに協力をしてもらっている。

今回も歩行実演の他に、おしっこの排泄を見てもらった。

盲導犬は排泄時にはワンツーベルトと呼ばれるベルトにつけたビニール袋の中におしっこをするよう訓練を受けている。

バディの腰にベルトをつけて、ワンツー、ワンツーという掛け声に従って、今日は、2、3歩歩いただけですぐに恥ずかしがる事なくおしっこをしてくれた。

それを見ていた生徒さんたちは感心していた。

私は排泄を見てもらうのも盲導犬を正しく知ってもらうためには大事だと思っている。


今回も16名の方に視覚障害者や盲導犬の事について知ってもらえて嬉しかった。

今回の話で新しく加えた内容は、見えづらくなっていく中でやり方を変えていった事例として歯ブラシに歯磨き粉をつけるやり方を実演を交えて説明した。こんな些細な事だけれど、できなくなる事でストレスを感じ、それを解消するために編み出した方法を伝える事で、生徒さん達が介護する立場になった時のほんの小さなヒントになればと思っている。


今後も毎回新しい気づきを話していけたらと考えている。