今日はツイッターにアップした、盲導犬ユーザーが嬉しいと感じた配慮について、もっと詳しく知ってもらいたいと思い、このブログを書きます。


それは私が始発の名古屋市営バスを利用した時に運転手さんがしてくださった配慮で、その発想の素晴らしさについてです。


乗り場にバスが来たので、私は相棒バディと一緒に前の人の動きに従い進み出ました。

乗車が始まるとすぐに動きが止まり、バスの中でバタバタする音が聞こえてきました。少しすると、再び乗車が始まり、私も相棒バディとバスに乗り込み、ICカードをかざしながら「お願いします。」といつものように言いました。

そうしたら、バスの奥の方から「座席を起こしたので、こちらに座ってください。」と言う声が聞こえてきました。

運転手さんが車イス用のスペースを確保する時のように、バディの為に座席を1つ起こしてくれたのでした。


名古屋市営バスは、バスの前方から乗車し、中央付近から降車します。

バスに乗車して運転手さんの横を通り過ぎると、左側に一人掛けの優先席が進行方向を向いて4席あります。

右側には左側の一人掛けに向く形で、長椅子席の優先席があります。

私が座ったのは、左側優先席の一番最後尾の席で、運転手さんが起こしてくれた座席は、私が座った座席の一つ前でした。

相棒のバディは、ちょうど私と対面する形に座る事が出来ました。

この座席がある場所は、降車扉の前で、バスの中で一番スペースが広い所で、しかもバディは座席一つ分のスペースですみます。

これはすごく良いアイデアだと思いました。

私が日頃利用したいと思っている場所は、左側の優先席の最後尾です。

ただし、相棒のバディは、私が座った左側の通路に伏せさせるので、どうしても人が立った場合の二人分のスペースを使ってしまう上に、乗客の降車までの動線を狭くしてしまいます。

この左側の4席のいずれかが無い場合、長イスの方へ座ると、バディは長イスに並行に伏せさせる形となってしまいます。

しかも私の足はバディを跨ぐように置くので、さらに多くの通路スペースを使ってしまいます。


運転手さんが取られた配慮は、バスに乗れる収容スペースと乗車から降車までの動線の確保においてベストだと思います。


私が盲導犬ユーザーとなって気づいた事ですが、バスや地下鉄に乗車してくる人たちの多くは、あまり足元には注意を払っていないように思います。通り過ぎたり、近くに座ってから「あ、犬がいたんだ!」という声をよく耳にします。

ですから、通路に伏せさせなくて良い今回の運転手さんがしてくださった配慮は本当に素晴らしく、バディにとっても脚や尻尾を踏まれる心配が無く、とても有り難かったです。