やったぁ!
中部盲導犬協会から4月中旬に1日体験が受けられると電話があった。
体験日が決まったら、もう毎日がワクワクで仕方がなかった。
待ちに待った1日体験は、緊張の中であっと言う間に、無事完了したという感じだった。
体験ではまず訓練犬へハーネスの付け方から始まった。
じっと立っている訓練犬へハーネスを取り付けるのだが、初めてなので要領が分からず、待っている訓練犬に申し訳ないという思いだった。
ゴメンネ!!
何とか取り付けると、私の手と訓練犬の背中につけたハーネスの取っ手位置をハーネスの長さで調整して、いよいよ本格的に体験開始となった。
まずは歩く方向の指示の出し方などの説明と練習を行なった。
次に外出前の排泄をさせる体験となった。
ここが一番心配していたところだった。
毎日5回から6回排泄をさせる事になり、本当に自分一人で出来るか不安だった。排泄物を入れるビニール袋を排泄バンドに取り付け、ビニール袋の輪を尻尾に通し、バンドを訓練犬の体に取り付けて排泄させるというやり方だった。
排泄物が本当に袋に入るか心配だったが、きれいに入って、手が汚れることもなかった。そして排泄物が入ったビニール袋も簡単に取り外すことが出来て安心した。
屋外での歩行体験は、風を切って歩く事が出来て、久しぶりに快適な気分だった。
昼食を挟んで、ブラッシングと訓練犬の毛が外出時に飛散しないように、服を着せる練習をした。
この服を着せるには、4本の足を服の穴に通す必要があるが、訓練犬は4本の足で踏ん張っていて、なかなか足を持ち上げて、穴に通す事が出来ずに苦労した。
モールでの屋内歩行訓練では、人にぶつかる事なくスイスイと歩く事が出来、人がいる中を歩く不安がなくなった。
最後に訓練犬を連れて、喫茶店で1日体験のまとめと盲導犬貸与に関する説明があった。この間、訓練犬は私の横に敷いたブランケットの上に伏せて、じっとおとなしくしていた。
なんて偉いんだろう!
1日体験を無事クリアして、やっと盲導犬貸与の申し込みが出来る事となった。
これでまた1歩前に進んだ。
私と1日過ごしてくれた訓練犬のラッキーありがとう。1日体験が終わった後に、別れるのはすでに愛おしくて、寂しかった。