障害者手帳を受け取ったその日、娘が役所でもらってきたしおりを見ていて、『だでさん、盲導犬があるよ!』と叫んだ。

その一言で、我が家では『盲導犬と生活する。』という事が、家族全員の検討テーマとして、一気にふくらんでいった。

私は白杖を使った歩行と、スマホの操作訓練を受けている名古屋総合リハビリセンターで、盲導犬との生活を考えている事を話した。すぐに調べてくれて、日本盲導犬協会がオンライン説明会を2月に予定している事を教えてもらえた。

その話を家族にしたら、全員でその説明会に参加して、盲導犬との生活が家族にどのように影響するかを確認する事になった。

あれ⁈ 私はもうすでに100%盲導犬と一緒に生活するつもりだったけど・・・・!


説明会を受けて、色々な事が分かった。

盲導犬の貸与を受けるユーザーは、身体障害者補助犬法により、盲導犬が社会に気持ちよく受け入れてもらえるようにするさまざまな責任がある事を知った。

盲導犬のワクチン接種だけでなく、定期的にシャンプーをして清潔に保ち、毎日のブラッシングも欠かさない事、食事、排泄についても指導に基づいてする必要があるのだ。

説明会の最後で私は2つの質問をした。

貸与してもらえる時期については、2年から3年待つ必要があることがわかった。盲導犬の更新需要のピークとコロナの影響によるとの事だった。

もう1つのホノルルマラソンで盲導犬とゴール手前から一緒に走れるかについては、NOだった。盲導犬というのは、走るためではなく、歩くように訓練されているからだった。なるほど。


私の2つの質問については、期待した回答は得られなかったが、妻は盲導犬というのは、パートナーとなるユーザー本人が世話をしなければならないという事がわかり安心して、盲導犬を飼うことをOKした。

貸与の申し込みには、盲導犬の1日体験を行う必要があるが、コロナの影響で、この体験が中止されているとの事だった。


 早く再開されないかなあー!!!