前回から話を引っ張っておいてなんですが、ちょっとしばらく海外での離婚の常識について考えてみたいと思います(僕自身かなり整理しないと、この時期のことが上手く書けないので、週末に整理したいと思います(笑))。

 

 

 

「ナイト・ミュージアム」(2006年)という映画を見たことありますか?


主人公のラリーはダメ男。

どんな仕事も長続きせずに、ありえないようなビッグな話ばかりをうそぶいて回る。
そんなラリーに妻は愛想をつかし離婚、今はまともな男を見つけて落ち着いている。
一人息子のニッキーはその再婚相手になついて、ダメな実の父親に「いい加減あんたもちゃんと仕事して、落ち着きなよ!」と説教。
愛する息子にまでうんざりされたラリーは、渋々博物館の夜警の仕事を見つけてきて・・・

 

というのがこの映画のスタート。

 

 

この冒頭のシーンって、すごくアメリカでの離婚のイメージに近いと僕は思うんです。

 

ラリーがあまりにダメで離婚したけれど、元妻はラリーにニッキーに会いに来ることを止めてはいない(アパートをまた追い出されかけているラリーに、そんな不安定な状態で息子と一緒に住みたいって言われても、ニッキーのために無理でしょう、とは言ったけど)。

 

再婚相手も普通にニッキーをかわいがり、自分の職場に連れて行ったりしつつ、ニッキーに会いに来たラリーにも友好的で、全く嫌な顔はしていない。

 

常識として、「離婚しても、相手が再婚しても、自分の子供と会えなくなることはない」というのが社会にあるんです。

 

だから、日本では離婚したら、一緒に住んでいない親のほとんどが子供に会えなくなるという話が、僕にはピンと来なかった。


離婚は一族全員との絶縁というような、大昔の「離縁」みたいなイメージが、いまだに日本社会にあるのでしょうか?

 

まあ、こういう「当たり前と思っている前々からのイメージ」って、中にいると当たり前と思っているから気づかないし、当事者にならなければ変えようという気にもならないのかもしれない。


でも、親が離婚したから子供もまとめて全員絶縁っていうのは、あまりに時代錯誤だと思う。

 

子の最善の利益って言葉があるけど、子供にとって何が一番の幸せかを大人が考えてあげるべきだと強く思います。

 

 

実際、古くはアメリカも完全な男社会だったから、離婚も男が優位でした。(→子供はお父さんの所有物で財産)

 

それが途中から母親優先の時代になった。(→女性の地位の向上。子供は絶対的に世話をしているお母さんのもの)

 

でも70年代、特に80年代以降から、両親が平等な扱いとなり、子の最善の利益のみを考慮した離婚の取り決めが行われるようになってきたんです。(→子供は一人の個人)

 

 

 

 

続きます

 

 

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和解成立後⑤ I have a bad feeling about this. からの続き


裏切られるだろうと思っていたものが予想通りに裏切られたことに、大した驚きはなかった。

 

ただ、本当にがっかりしたことだけ覚えている。

 

大金が入金された後に、また黙ってこんな申立をするなんて。

 

こいつら、本当に人として腐ってる、と。

 


ユリが離婚届を勝手に出してから、もう2年以上が経過していました。

 

だから今更、「まだ結婚していた当時」の出来事に遡って、また一から揉めて議論するつもりはこの時の僕にはなかった。

 

今と未来に集中して、「きちんとカイトと会えていること」、「僕のことが父親だとわかってカイトが成長し、良好な親子関係を維持していけること」、それだけに集中しようとしていた。

 

それさえ守ってくれていたら、僕は他のどんな腹立たしいことも不問にして、ユリともユウヤとも友好的に付き合っていこうとしていたんです。

 

 

でもこれまでの経緯で絶対約束を守らないとわかっている相手が、「子供のため」と言いだしたところで、信頼できるわけがない。

好き勝手するとわかっている相手に完全に子供を委ねることが、「子供のため」になるとは到底思えない。

だから「子供のため」に親権を渡すという選択もあり得ない。

 

それが僕の答でした。

 


そのころユリは、妊娠8カ月になろうとしていました。

 

それでもまだ僕が用意した住居に住み続け(そこにユウヤも転がり込んでいて)、

 

「あなたが養子縁組に同意しないから再婚できない~。

 再婚できないんだから出ていく必要ない~。

 だからこれまで通りに金払え~。

 全部あなたのわがままのせい~」

 

みたいなことを言い続けていました。

 

まあ、とにかく、どこまで行っても平行線だった。

 


その日、久しぶりの面会交流でカイトを連れてきたユリに、僕は直接はっきりと告げました。

 

勝手な養子縁組は絶対に認めない。
カイトの親権を渡す気は全くない。
またこっそりとこういうことをするなら、徹底的に争う。

 

ユリは憮然とそれを聞いていましたが、それだけでなく、なんだかやたら顔色が悪かった。

 


「・・・ちょっと気分が悪いわ・・・早めに帰ってもいい?」

 

しばらくしてそう言いだしたユリに、僕も何も言えないほどユリの具合は悪そうで、いつもの嘘でそんなことを言っているようには見えませんでした。

 

妊娠8カ月で大きなおなかになってきたユリをさすがに気遣った僕は、その日の面会を早々に切り上げ、ユリたちを帰したのです。

 


そして、事件はその夜に起こりました・・・。

 

 

 

 

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続く

和解成立後④ 子供のためだから? からの続き


元妻ユリの再婚予定相手、ユウヤと面会した僕は、息子カイトの養子縁組を打診されました。

つまりは、再婚のタイミングでカイトの親権をよこせ、ということでした。


ユウヤの言葉だけ聞けば、彼の言っていることも至極真っ当に聞こえるでしょう。

 

そして僕も、本当にカイトの幸せになることであれば、喜んで考えたいと思う。

 

もしこの申し出が、普通に離婚した後に何年も和解書の約束が守られてきていて、きちんとユリがシングルマザーとして働きながらカイトを育て、その上で支えてくれるユウヤと付き合うようになり、再婚するから養子縁組をしたい、というような誠実で良識的な話であれば、僕ももしかしたら考えたかもしれない。

 

でも、ユリはまず黙って僕に離婚届を出し、ユウヤと付き合っていて、そいつの子供を妊娠したとわかったタイミングで、それを隠したまま「シングルマザーとして生きていくから」と嘘をつき、僕から高額な和解金や住宅費、生活費を取っていった。

 

挙句、第2子は僕の子だと言い出し、養育費の上乗せを企み、更にカイトに僕のことを「おじさん」と教え込むようなことをしつつ、和解金がきちんと支払われたのを見計らって、今度は和解の一番重要なポイントだった親権をよこせと言い出した。

 

悪質で不誠実としか思えないことをずっと続けてきている。

 

どんなにいい言葉で、どんなに子供のためというのを強調されたって、今更信じられるわけがない。

そういうことは、何年もきちんと約束事を守ってから言ってもらいたい。

 

僕はその申し出を拒否しました。

 


その後ユリ本人からも、

 

「再婚したら親権は渡すと約束したのに。嘘つき!(=僕はそんな約束全くしていない)」

 

「あなたはカイトのことを考えていない。自分勝手でわがままな人。親権者失格(=え? ユリがそれを僕に言うの?)」

 

等々というメールが何度も来ました。

 

でも僕は、頑として親権を渡すことを拒否した。

 

 

それと同時に、嫌な記憶がよみがえり始めました。

 

ユリが勝手に僕の署名を偽造して離婚届を提出し、それが役所で受理されてしまった時のこと。
当時ケンカの際に、ユリは何度も、「もう離婚しかないわね!」「離婚してやる!」と口にしていました。

 

でもまさか、それで本当に黙ってそのまま離婚届を出すとは夢にも思わなかった。
その時と今はそっくりだ。

 

もしかして、あれって、養子縁組や子供の親権者変更なんかにもやれることなんじゃ?

 

また勝手に親権者変更の届け出をしたり、申立を行ったりするんじゃないか?

 

不安になった僕は、弁護士の先生に問い合わせました。

 

「いや~、まさか。
 親権者のDragonさんの署名なく、勝手に養子縁組したり親権者変更したりはできないはずですよ」

 

と、弁護士先生。

 

でもそれって、離婚の時だって基本的にはそうだったはずですよね?

 

僕の言葉に、弁護士先生も確認を取ってくれることになりました。

 

 

 

 

そして数日後。

 

 

 

弁護士先生から連絡がありました。

 


「すいません、Dragonさんの言う通りでした。

〇〇裁判所に、養子縁組の申立が既に申し立てられています

大至急役所に、養子縁組不受理申出を申請しましょう」

 


・・・・・・・・・やっぱり。

 

 

 

 

 

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続く