ニーズという言葉はビジネスシーンでは多様されるもののひとつでしょう。

例えば、消費者ニーズとか、市場の潜在ニーズとか・・・

その意味は?


必要とされるモノ、コト


という人が多いと思う。確かにneedsを翻訳すると「必要」という言葉が含まれる。


市場ニーズへの対応と言った場合、何を提供すればいいのだろうか?

その市場が要求しているものを提供すればニーズは満たされる。

その通りである。


しかし、ここで大きな意味の取り違えがあるうと思う。


市場が要求するものとは、その市場が新たなものを望んでいるか、そもそも市場に全くないものかという違いがあるのではないか?


ニーズをどちらの意味でとらえるかによってとるべき経営戦略なり、ビジネスモデルの構築が異なるのではないだろうか?


企業経営理論を学ぶと前者はウォンツ(欲求)であり、後者がニーズ(欠如)という説明がなされることがある。


確かにどちらへも対応し、モノやサービスを提供することが必要である。

このときにどちらへの対応が収益性が高いのかよく見極めることが重要となる。


ウォンツは市場が必要以上の価値を求めるものと考えれば、そのパイはそう大きくないし、求められる時間も限定的である可能性が強くはないだろうか?


これに対してニーズは市場にないもの、欠如しているものを要求されているのだから、市場はその価値提供に大きく反応する可能性がある。


この二つの意味の捉え方は一律にどちらがいいとは言えないが、ニーズという言葉の中に混同されているように思われるので、欲求なのか欠如なのかを見定めた上でビジネスモデルを検討すべきではないだろうか?


何気なく使われる「ニーズ」という言葉の意味を捉えなおしてはどうだろうか。

世界経済の急速なグローバル化はビジネスのルールを変えつつある。

恐ろしいまでの低コストで攻めてくる中国などの新興国には、コスト面ではどうがんばっても日本のモノづくりは勝てなくなりつつある。


サービスも旺盛な1億3000万人近くの人口を有した国内需要に支えられてきたが、今後の少子高齢化でこれまでのサービス事業のビジネスモデルも変革をもとめられるだろう。

ましてや携帯電話のように「ガラパゴス化」が進んだサービス事業は海外展開に際して規格が壁になるなど、国際展開も難しくなってきた。


アメリカの金融危機に単を発した世界経済の急速な落ち込みは、これまでのビジネスモデル、アメリカ一国への依存体制の危うさを露呈したものである。


景気低迷にあえぐ日欧米を尻目に、巨大なドラゴンの中国は一層の成長をみせている。


こうしたビジネスのグローバル化は従来のビジネスモデルが通用しなくなってくることを顕著に現しているのではないだろうか。

この時代に対応できる、急速な環境変化に対応できるビジネスモデルの構築がいま求められている。

ビジネスのルールは変わりつつある、というより変わったのだ。


これからはこのルールに即した、もしくはルールそのものを作ったものが勝者となる。


そのために新たなビジネスモデルの構築が不可欠であり、これなくしてわが国の再生は有り得ないと筆者は考えている。


今後、いろいろな観点から、ビジネスモデル構築のヒントとなることや各種分析手法にみるビジネスチャンスの捉え方などを紹介していきたい。


なお、筆者はプロの経営コンサルタントでもなく、学者でもない。

普通のサラリーマンであるが、この目を通して、また識者に学び感じたことを書いていきたいと思う。


批判、ご意見大歓迎。議論しましょう。