我が家の近辺の中学受験事情に関する疑問・その1 | だでぃべあの「徒然なるままに・・・」

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日々徒然に思うことを記しています。

我が家の子供が通う小学校は、郊外ではまあまあ大きなJRの駅のそばに位置しています。
その代わり(と言っては何ですが)、敷地が手狭で校庭も小さいですが。

そのような立地も関係があると思いますが、妻の情報によると、昨年度の卒業生の3分の1から4分の1程度が中学受験をしたそうです。
もちろん、これはきちんとした調査の結果ではありません。また中学受験をした児童の割合なのか実際に私立中学に進学した児童の割合なのかもはっきりしません。ですので話半分の数字ではありますが、それを割り引いて考えてもかなりの割合と言えると思います(我が家の居住地は東京都ではありません)。

その数字を妻から聞いた時には、その割合の高さに驚いただけだったのですが、その後ゆうの小学校生活の話を聞いているうちに、???な点が出てきました。

それは一言でいうと「成績が上位の子でも私立中学を目指さない子が結構いるのではないか?」「難関私立中学合格者=その学年の地アタマの良さの上位者というわけではないのではないか?」ということです。


もちろん私立中学進学を考える動機は、家庭ごとに様々でしょう。だから、小学校の成績が上位かどうかに関わらず私立中学を目指す家庭があることはわかります。
実際、ゆうのまわりには既に中学受験を視野に入れて塾に通う等準備を始めている子もいます。

我が家の居住地は、東京近郊ではまあまあ大きな都市で、どちらかと言えば子供の教育に対する意識が高い家庭の比率は高いと思います。またゆうが通う小学校の通学区域から通える範囲には、S、N研、Y、Wアカ、E光、I進など、一通りの大手どころの進学塾は校舎があります。

そのような環境なので、早い段階で中学受験の構想を持つ家庭があるのは納得がいきます。

私が不思議に思ったのは・・・、小学3年生のゆうのまわりで、成績優秀(それも努力型だからというよりも地アタマの良さが感じられる)な子が何人かいますが、そのような子の家ほど「私立中学受験はしない」「近くの公立中学校に行かせる」と言っているということです。
その背景には、近くの公立中学の評判がそれほど悪くはないという事情があるとは思います。

一方で、繰り返しになりますが、中学受験率は高く、難関私立中学へ進学する子もいるわけです。
では、この中学受験率の高さはなに? 成績優秀な子はどうしているのか?

仮に小学3年生~4年生の段階で中学受験準備を開始している家庭の比率や、小学校卒業時で中学受験する家庭の比率が、ここ数年の間では同程度で推移しているとすると、次の2通りの推論に行き着きます。

1つ目の推論は、小学校中学年の段階で成績優秀でありながら中学受験は考えていない家庭も、高学年になるにつれて中学受験をすることに方向転換するようになっていくというものです。
これはこれで、ある程度はあり得そうな話です
これが正しければ、地アタマの良い子が(その後の受験勉強で効果的に知識・思考力を身につけて)難関私立中学に概ね合格していくという、一般的な感覚と合致する結論になります。

もう一つの推論は、成績が良い子(地アタマの良い子)の中には中学受験をしない子も結構いて、そのような子を除いた中で合格者が決定されるため、難関私立中学合格者であっても、その学年の地アタマの良い順に選抜されているとは限らないというものです。(誤解されないよう付記しますが、これは試験日当日の出来・不出来や出題範囲による運・不運といった類のことは論点から外しています。そのようなことによるブレは当然あると思いますが、ここではもっと大まかな概念的なことを考えています。)
もちろん中学受験の準備をする中で身につく学力には非常に大きなものがあるので、概ねその時点での学力上位者から合格しているのは確かだと思います。ただこの推論に依れば、結構な数の(その時点で)埋もれた素材も存在するということになります。

(時間がなく完結できないので、その2に続く。)