糖新生とは、グルカゴンの分泌をシグナルとして、ピルビン酸、乳糖、糖原性アミノ酸など糖質以外の物質からグルコースを生産する経路である。1分子のグルコースを生産するのに6分子のATPを必要とする。グルコースホスフォターゼを有する肝細胞と、激しい飢餓条件下での小腸と腎臓のみで糖新生が生じ、グルコース6ホスフォターゼ6リン酸のリン酸基をはずして遊離のグルコースを生成し、血管中にグルコースを放出できる。それほどに血管中のグルコースは重要なのだと云える。

 なお、グルコースが細胞に取込まれると、直ちにリン酸化が起り、グルコース6リン酸となる。これは、グルコースが細胞膜を越えて拡散するのを防ぐためである。

 グルカゴン:https://ameblo.jp/daddy3/entry-12674002660.html