日本は武士道の国だ、本気を出すと何を仕出かすか分からないぞと、トランプが脅しに使っている。しかし、高橋「武士の日本史」岩波新書(2018/5月刊)
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によると、主君に忠誠を誓い、死をも怖れず刀を振るって敵陣に切り込む大和武士の姿は歴史の真の姿だろうか、と問いかけている。武士道は幕末の尊皇攘夷論とともに発生し、明治昭和の国家権力と結びついた思想運動に過ぎないと云える。
戦後の民主主義の国家にあっては、主権在民であり、単一の価値観ではまとめようもない、というのが実情であろう。平安時代、江戸時代、そして戦後の平和な時代において武士道をどのように捉えたらよいのだろうか。武家社会は、企業社会と似ているとみることができないだろうか。企業に身を捧げるサラリーマンが希少価値になっている現代社会武士道蒸発の一つの姿だと云えないだろうか。
