
福岡「動的平衡」を一読しました。動的、時間とともに変わって行く意味、静的(固定的)の反対 平衡バランス、「動的平衡」とは、苦心の作ですが、日本語にはまだなじまないと思います。一工夫必要か。
副題は、生命はなぜそこに宿るのか、そことはどこか? 勿論「動的平衡」でしょう。いきなりあとがきの最後の節ですが、生命現象のキーワードは、動的平衡だと思う。バランスを保ちながら時とともに流れて行く生命活動。常に作り直すこと以外に他の道はあり得ない。これを読んで、何故か伊勢神宮の21年毎の遷宮、木造の伊勢神宮は生きている、石造のピラミッド、ベルサイユ宮殿などは死んでいる、と連想したのはまちがっているでしょうか。
分子生物学の本でありながら、なぜこんなエンディングとなるのか、それを説明するより、読んでみて下さい、と云う他ありません。
