今月の初めにオンタイムで世界選手権を鑑賞できなかったので、遅れて日曜日から録画を見返して、感想をエントリー記事として書いていた時に飛び込んで来た速報だったので、今日まで帰宅してからは何も手つかずで世界選手権の記事を書く気が失せてしまいました。



今日、仕事から帰宅し録画していた浅田真央さんの会見の模様を拝見し、思いのほか笑顔で清々しい会見にまた勇気をもらうと言う情けない思いでブログを書いています。





昨年の全日本選手権が終わった際に、正直こうなる事を薄々は感じていながらも、その事を敢えて考えない様に来シーズンもリンクに立つ姿を思い描いたファンも少なくなかったと思います。


今年の暮れの全日本が最後の舞台と考えて遠征費用を貯めると決めていたので、本当に残念でなりません。


今となっては、膝の故障を抱えながら3Aに果敢に挑戦した事が全日本で覚悟をして臨んでいた証なのかもと思えます。



僕にとってとても強く印象に残っているのは以前ブログにも書きましたが、東日本大震災の約二週間前に台北で開催された四大陸選手権でのフリープログラム「愛の夢」で最後のポーズを見た時に、一瞬で長崎の平和公園の祈念像と重なり被爆者として弔った父の事を思い出し、思わず泣いてしまった事です。その後、大震災だったので二ヶ月遅れでその思いをエントリー記事にした覚えがあります。



親兄弟や故郷も顧みず、自由気ままに生きた来た人生でありながら何も成し遂げていない自分に対する戒めだと思っている時に、惰性で漫然と生きる日常に光をさし、その意味を見出してくれる。僕にとってはそんな存在でした。


これからの第2の新たな人生は、誰の思いも背負わないで自分のために歩んで欲しいと願っています。


お疲れ様でした。そして沢山の勇気をありがとうございました。






大きな星を失った今日の夜空には淡く白い丸い月が浮かび、その周りには小さな輝きを放つ星々が夜空を照らしています。


フィギュアスケートの女子シングルのレベルを引き上げてきた浅田真央さんの競技生活からの引退は、まさしくフィギュアスケート界にとって輝く一番星を失う大きな損失となった訳で、、、、


その背中を追いかけてきた若い素晴らしいスターが育ちつつあり、その意思を引き継ぐ次世代の選手が綺羅星のごとく光りを放っています。



今宵は楽しくもあり悲しくもある、どちらともいえないハーフ・ハーフな気持ちなので、それに相応しい選曲としてドビュッシー「月の光」を見ながら感傷に浸り、次世代の一番星を探しに、、、、、










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