今日は術後初の糖尿病専門外来の検診日でした。実は昨日も外科外来の定期検診を受けて、術後の経過も順調で次回は来年５月の連休明けに再発と転移がないか再度、造影剤を使ったＭＲＩとＣＴ検査、それに血液検査を行う予定です。
先週の外来受診で、一応組織検査の結果で正式な病名が低悪性粘液線維肉腫だったと検査技師からの報告書を受け取りました。
その時にお腹に溜まった少量の水を抜き、昨日も術後の状態を診てもらいましたが、もうガーゼの汚れもないし水が溜まった様子も見られないと言う事で、傷痕の養生と腹水の問題はひと段落つく事になり、よって今後は再発や転移の有無を年に数回の定期検診で確認する事が主な療養計画の目的となります。
そして今日、久しぶりの糖尿病専門外来の予約日で、教育パス入院でお腹の腫瘍を発見してもらった内科の先生に、腫瘍摘出手術と検体検査の結果報告をしました。午前中に血液検査を受けてHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を尿検査ではピロリ菌の検査をしました。
今回、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値は7%でした。前回約１ヶ月前の10/18の8.4%から大幅に改善されています。
ここまで改善できた要因は、糖尿病外来で受けた血液検査翌日の10/19から腫瘍摘出手術の為に入院し３週間もの間、血糖値コントロールの一日摂取1600kcalのカロリー制限の病院食による食事療法が大きく貢献し、体重も減量できた事によるものと簡単に想像できます。
血糖値はかなりコントロールできていますが、血圧が若干まだ高い時があります。入院期間中はそうでもありませんでしたが、仕事が始まり活動するとどうしても高くなりがちでした。
それで、今回の糖尿病外来受診では新たな服用剤に血圧の薬を変える事になりました。糖尿病薬のトラゼンタとメトホルミンは、今まで通り継続し、血圧の薬であるアムロジピンとカンデサルタンの２種類の作用の異なる血圧降下剤をもう少し効きの良い１つにまとめた配合剤である、カムシア配合錠に変更する事となりました。
このカムシア配合剤の効能効果は、血圧を上げる物質の働きを抑制したり、抹消血管を拡張し血圧を下げる効果がある薬です。副反応としては、服用中の目眩、ふらつきなどクルマなど運転には注意が必要な事。また、グレープフルーツジュースにより薬の作用を強める事があるので服用中にグレープフルーツやそれを含むジュースなどの飲食を避ける事となっています。
因みに、尿検査によるピロリ抗体検査はマイナスで陰性でした。
今週は外来受診が目白押しで明日の勤労感謝の日を跨いで、２４日に入れ歯作製のために歯科予約を入れています。抜歯して１ヶ月経過するのでレントゲン撮影と歯茎の状態を見極めて、部分入れ歯を支える金具の接着と歯の型をとる事になっています。
上手くスケジュール通り行けば今月末か、遅くても来月早々には入れ歯装着できる筈です。
歯科治療に関しては、糖尿病に伴う血糖値の改善をはかるための積極的に先手を打つ歯周病治療と予防の意味合いが強い治療です。
高い値の血糖値を改善するためには、当然歯科治療だけでは駄目で、食事療法と運動療法が欠かせません。食事療法の一環として歯科治療をして良く噛んで食事する事で血糖値の改善が期待できます。
現在は歯の一部が無い状態なので食事の際に噛み辛い感じで極端に硬いものは避けてます。
糖尿病改善の当面の目標だったHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の7%は達成できました。これからは、健康な方の通常値である6%前半の値が目標となります。糖尿病専門外来の担当医の先生によると、6%前半にHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の値が落ちれば、薬の量を減らしたり外来受診の定期検診の回数も減らせるので、引き続き、月１程度の定期検診と服用による今の治療方針で続けましょうとの事。
ここ２、３ヶ月は色々目紛しく大変でしたが、最初の糖尿病教育パス入院から腫瘍摘出手術による３週間に及ぶ入院が、体重減量によるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の改善に貢献したんだと思えば経済的なイレギュラーな出費はあったものの、ある意味、短期間での２度の入院のおかげとも言える訳で、、、
今思えば、お腹を横に数十センチも切った腫瘍摘出手術は全身麻酔で意識がないのですが、術後ＩＣＵでの２４時間管理を余儀なくされ尿道から管を抜く際の違和感や、若い看護師さんに身体中を隈なく拭かれる恥ずかしさに比べ、入れ歯作製の為に前もって抜歯する時の歯茎に打った局所麻酔の方が耐えられない程の痛みでした。
高校卒業を控えて歯の治療をして以来、今回久しぶりに抜歯をしましたが何ら進歩が無い歯科治療に、もう２度と抜歯するのは嫌だとつくづく思った次第です。
結局、僕にとっては腫瘍摘出手術より３週間と言う自由の無い退屈な長い入院期間だったり、抜歯の方が苦痛だったと言うオチなんでしょうね。
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