この作品、本当に初見の時に朗読劇の最前で、かなり衝撃を受けて、大好きになった作品で、キャストさんが変わっても観にゆく唯一の作品なんですが、それを直也さんが初めて演出をされるというのも、それから、gallery鶉 http://gallery-jun.jp/ という、都会のオアシス的な会場も本当に魅力的でした。
あいにくの台風接近中の東京が公演時間だけあんなに晴れたのも奇跡みたいでした。
感想は相変わらず個人的なものですので、悪しからず…。
「この種の名前は…モスリラ」普通の植物のように水や肥料では育たない。代わりに、かける言葉で育つのよ。たぶん、初恋の相手だったろうその子の言葉と、お嫁さんになってもいいという子供の約束だけが殺人という過ちから逃れて生き続けるための唯一の支えだった守。約束なんかまったく覚えてないナツキ。兄妹だとは知らずに、ナツキを運命の人として愛してしまったアキラ…。その三人と、物語の中盤に登場するナツキ(とアキラ)の母親。その母親が愛したシャンソン歌手だったナツキの父親…。
直也さんの演出はその物語の要の部分だけを抜き取って、最初と最後にお芝居として仕立てて、観せるというものでした。
真夏の陽の光がキラキラと、緑色の深い中庭の風景を映し出す大きなガラス窓をバックに三脚の椅子と、下手に小さな腰掛け。あるのはそれだけでした。
が、そこに大人の女性(舘 智子さん)と小学生くらいの少年(佐竹遙人くん)が出てきたことで、景色が一変します…ただ、これは本編を見た経験がある人にはどこの場面かすぐわかってしまうので、初見の人の目にはどんな風に映ったのだろうか?という疑問はありました。←まあ、私は始っからクライマックスで、この段階で泣いちゃってたんですがねwww
正直、ここのシーンが一番好きだった私は、多少なりともショックを受けつつ、本編を見続けました。
「やめて…それ以上、聞きたくない…」
私は、直也さんの演じた母親の、この台詞の感触が好きでした。感情を押し殺したような、けれどはっきりとした拒絶が好きでした。そして、そこから淡々とした口調で語られる真実も、他人を立ち入らせまいとする態度も…。女性としての美しさも、そしてセクシーさも感じとれて、本当に好きだったんです![]()
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ただ、本当にその場にいたら、きっと女性だったらこんな感じに、小学生だったら、本当はこんなイントネーションで気持ちをぶつけてくるんだろうというのが前面に出ていた今回の「モスリラ」も、もしかしたら、アリなのかもしれないなーと思いながら、会場を後にしたのです。
それにしても、久々に間近で拝見した直也さんはやっぱりおっきかったwww
白のコンバース履いてたのもなんか新鮮だったなーwww
9/14、15 目白 gallery鶉