あなたの知らない 肥料 の世界3!! | 学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

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みなさんこんにちは!!
夏野菜の収穫が徐々に増えてきてうれしい季節を感じている小畑です!
この前、畑で真っ白なゴーヤを見つけてテンションが上がってました(笑)
今では白いゴーヤができる品種がありますが、本来なら緑になる品種でできてしまいました…  ちなみに原因は光に当たらなかったことです。ゴーヤの葉がまるでジャングルのように日陰を作り、この実への光を遮断してしまいました…!

さて、タイトルと関係ない話で記事が終わってしまいそうなのでそろそろ本題に入ります!
今週は肥料編その3、有機質肥料についてです。
肥料編の一番初めの投稿とも少しリンクする(はず)なので、まだ読んでない方は併せて読んでください!
あなたの知らない肥料の世界!!

◎有機質肥料の種類
有機質肥料は、肥料と名乗りながらほとんど肥料成分を含まないものもあります。それが、一部の動物のフンや植物の野菜のごみを微生物の力で発酵させた、たい肥です。
その他には、基本的に動植物の原料のものは有機質肥料の扱いになるのでたくさんあります。例えば、私たちが普段使っている食用油。原料は大豆ナタネで、それらから油を搾ったカスが肥料に使われています。「菜種油カス」とか「大豆油カス」と言われる肥料です。

「魚粉」という肥料もあって、これは魚を乾燥して粉砕した肥料になります。(割と高級な肥料で、ホームセンターではほとんど見かけません)
さらに、普段食べているコメのヌカも立派な肥料になります。
これらは、肥料の種類によって成分に片寄りがあるので、多くの場合は何種類か一緒に使います。

◎微生物はすごかった!発酵肥料の力!
たい肥がフンや野菜のごみを発酵させたものだと書きましたが、発酵させる理由は何だと思いますか?


答えは、野菜を守るためです!

たい肥の原料も、ほかの有機質肥料も、そのまま使うよりも発酵させて使ったほうが優秀な肥料になります。その理由は、【窒素飢餓】という現象にあります。
窒素飢餓とは、植物が栄養にする窒素を、微生物が使ってしまう現象です。

化学肥料や、発酵させた肥料を使うと…

このように窒素成分が植物に吸収されます!
しかし、発酵していない有機物を入れると…


このように微生物が窒素を使ってしまって植物が吸えなくなってしまうのです!この現象が、窒素飢餓です。

発酵していない有機物を微生物が分解するときに窒素飢餓が起こりやすくなります。そこで、事前に発酵させることで肥料の成分だけを取り出すことができるのです!


◎自分で作れる!有機質肥料
化学肥料と違い、有機質肥料は自分で作ることができます!(野菜育てたりする方に限りますが…)
方法はいくつかありますが、えひめAIという特殊な資材を使う方法や、米ぬかについている乳酸菌を使う方法、意外なところではミミズダンゴムシを使って発酵を促す方法もあります!
ちなみに僕は米ぬか乳酸菌とミミズ肥料を作る実験中です!

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eat_happy 小畑

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