eat_happyの北郷由衣です
宮崎のファームステイ前半組がスタートまで
あと、5日となりました!!
今回は宮崎ファームステイ事前交流会の
アンケートより、
、テーマは「生産から出口まで」でお送りします!
さてさて農産物は生産者さんのもとから
どのような経路を経て消費者である私たちまで
届いているのか考えてみましょう!!
農産物は、基本的に
生産者(農家)
↓
出荷団体(農協など)
↓
卸売市場
↓
小売業者
(スーパー、やお屋など)
↓
消費者
このような経路を経て消費者に届けられています。
野菜類の
約76%、くだもの類の
約47%が、卸売市場をへて、流通しています。

しかし、卸売市場を通さずに、生産者や出荷団体から直接、スーパーマーケットや生活協同組合(coop)、そして直接消費者へ出荷するルートもあります。
これがいわゆる
卸の中抜きです。
『卸中抜きとは、従来、製造業者と小売業者との間に介在していた卸売業者を排除し、製造業者と小売業者が直接取引すること。』
とあります。
小売業者...スーパー、八百屋さん(消費者が買い物に行くところ)
卸売業者...生産者から商品を仕入れ、小売業者に商品を販売する業者
もちろん卸業者をはさむことで生産者は、直接消費者と
やり取りをするのと比較して売上は低くなってしまいます

これは、
消費者が1本100円のだいこんを買うとき
流通の経路による生産者の売り上げ高の違いの例を
3つの流通モデルで示したものです。
お手製の図で失礼します。笑
まず、一つ目は
先ほども紹介しました、
生産者→卸売業者→小売業者→消費者
の流れです!!
なんとこの農業での流通の基本経路が
一番生産者さんの売上高が低いではないですか...
それと対象的に
一番下のモデルケース
生産者→消費者
の流れが生産者の売上高が高くなります。
まあ、、当たり前ですよね。
たくさん業者を挟んだほうが売り上げが低くなってしまうのは
それではなぜ、
生産者の売上高が低くなる
生産者→卸売業者→小売業者→消費者
の流通経路が一般的、基本的なルートとなっているのでしょうか??
卸売業者をはさむメリットについて考えてみましょう
①生産者
生産者のメリットとしては
販売チャネルの拡大が大きなものとして挙げられます。
もしも、直売(消費者と直接取引)をする場合、
生産者が自ら、販売の場を作らなければなりません。
生産者が、営業に出向いたり、ネットページを作ったりと
生産以外のところで負担が大きくなってしまいます。
しかし、卸売り業者を挟むことで
卸売業者がたくさんの小売業者(スーパー、八百屋さん)との
販売契約を取りまとめているため
生産者が販売先を探さなくても、卸売業者がかわりに販売先を
見つけてくれます。
②小売業者
小売業者のメリットとしては
取扱商品の選定ができるということが
大きなメリットとしてあげられます。
卸売業者は、たくさんの生産者と販売の契約を結んでいるため
小売業者は
たくさんの生産者が作った
たくさんの商品から選ぶことができるのです
こういったメリットから、
卸業者を介した流通がベースとして行われている
のではないかなと思います。
生産者がいてそして消費者の
手に届くまでが農業です。
農業というと「作る」というところに
目を向けられがちですが、
このように流通について考えることも
農業を考えるうえで重要なのではないかと思います。
おーわり!!
長かった。笑