想い合える関係 | 学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

「おいしいものを食べれば、誰だって楽しい!」
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こんにちは、高野です!
そろそろeat_happyに所属し始めて1年が経とうとしています。
月日が経つのは早いものですね!!

今回は、ミーティングで新しく始めた企画を発表したいと思います。


【eat_happy agri部連続企画!!】

□■あなたがeat_happyで伝えたい事は何ですか?■□

毎週ミーティングにて、メンバー一人ひとりの想いを他のメンバーに発表!!

◯企画目的◯

・想いを聞く事によって、まだeat_happyで活動する意義を見出せていないメンバーの気付きになり、考えるきっかけとなる。
・メンバーの想いを聞く事によって、その人がどういう考えでeat_happyに所属し活動しているのか分かる。


今回は、ブログ投稿の初回という事で、agri部リーダーの私、高野竜二の想いを載せたいと思います。

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【想い合える関係】

政治、スポーツ、その他業界を形成しているのは人であり、命。
その命をつなぐためには食べ物が必要です。
政治やスポーツはそのものがなくなってしまっても人は生きていけます。

しかし、

命をつなぐための食べ物を生産しているのは食の業界であり、
そして、元を辿れば一次産業に辿り着きます。

『日本は食べ物を輸入すれば良い、一次産業は必要のないものだ』

という意見も聞く事がありますが、本当にそうでしょうか?

スーパーを見ると野菜コーナーに並んでいる野菜はほとんどが国産のもの。
もし、日本に一次産業がなくなり、海外からの食の安定供給がストップした場合、スーパーの野菜の棚は空になり、日本中の人々が食べ物を食べられなることが予想されます。

このような状態になったときに、農家や漁師は元々の知恵や財産(畑など)があるので自給自足の生活でも生き延びることができるでしょう。

食べ物がなくなると、当然、都市の人々は食べ物を売ってくれと農家や漁師に頼んでくるはずです。

しかし、農家や漁師は

『一次産業がいらないと言っていたじゃないか。自分たちの食べる分だけしかないよ。』

と言い、食べ物を売ってくれないのではないかと思います。

自分が農家や漁師の立場でも、きっと同じような事を思ったり、言うはずです。

将来、このような状態になる可能性は0%とは言えません。
こうならないためにも、生産者と消費者の間に信頼関係を生み出すことが必要だと考えます。

消費者は、一次産業の現場を体験し、私たちのためにこんなに努力しているんだから、少し高くても買おうという気持ちを持ち、生産者は信頼して買ってくれるからもっと頑張ってみんなのために良いものを作ろうと相互に思いやる気持ちが大切なのではないかと思います。お互い知らないから分からなかったり、お互いの大切さを忘れてしまうのだと思います。

近年、食を語る上で"賢い消費者"という言葉が使われます。
この言葉は、消費者が自分で知って考えて消費をするという意味での賢い消費者なのだということは分かりますが、自分はどうしても生産者側が『良いものを作ってるのだから高くても買え』と言っているように感じます。

今の社会はどちらかが主張しすぎで、バランスが取れていないのではないかと感じます。良い関係でいるには、どちらかが"自分が自分が"となってはダメなんです。

より良い日本にして行くためには、消費者は"想える消費者"である必要があり、生産者は"想える生産者"であることが必要だと思います。

これが私の思う、
【想い合える関係】です。

身近な人間関係も、想い合える関係が大切ですよね?^ ^

学生団体eat_happyが社会に対してできる事は、このような"想い合える関係"という考え方を、体験を通して、これからの将来を担う周りの若い世代に伝えていくという事なのではないかと思います。

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以上、高野竜二が想うeat_happyの社会における役割でした。

私たちeat_happyが社会や農業に与えられる影響は極々わずかなものですが、行動しなければ何も変える事ができません。
周りを変えるためにまず私たちがアクションを起こす。これが重要だと考えます。
そして、今はまだ小さな活動ですが、いずれ大きな活動になっていけば良いなと思います。
想いを繋いでいくのは、長くいるメンバーの役目だと思っているので。
これからも変わらず強い想いを持って新しいメンバーにも想いを伝えながら活動していきたいです!



おわり