遅くなりましたが・・・・・・ | 学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

「おいしいものを食べれば、誰だって楽しい!」
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新年、明けましておめでとうございますm(_ _)m

本年もeat-happyを宜しくお願い致します。

さて、今回のエントリーは私、ぴっちぴちの新成人の冨樫がお送りいたします。


今、eat-happyのメンバーの多くは関東出身者が占めますが、冨樫と代表S氏は山形県鶴岡市という食べ物はうまく、自然にあふれた田舎出身なのです(つまり、田舎者)

田舎出身の学生の大半はお正月に帰省しているわけですが、私と代表S氏もこの度帰省して参りました。

その時の出来事を少しばかり。

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最初に食べ物の話を。

大晦日とお正月に食べるものは?と聞かれたら、なんと答えますか?

地域差はあるかと思いますが、大抵は年越しそばや豪華なおせちというでしょう。

では鶴岡の農家は何を食べるか。

これも家やら地域によって変わると思いますが、我が家はこんな感じでした。

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「意外に質素だね~」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、とても豪華な食事です。

一言で言うならば、「その年にとれた野菜を使っての恵みの料理」ではないかと思います。

それを年の瀬に食べることによって、無事に一年過ごせたことに感謝。
そして、食べ物が収穫に感謝するということなのです。(この食事は神様、仏様にもお供えします)

ちなみに、S氏のお宅では。
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我が家と様子が違いますね・・・・。何故かネギが2本づつ並んでいます。
この真相は!!

S氏「白髪になるまで二人揃ってって願いを込めての葱2本」とのこと。

健康に年を重ねられるように・・・・。なんか素敵ですよね!

ちなみにお正月には、お餅を食べます。(当たり前か・・・

ただ、元旦の朝は女性を働かせず、その過程の男性が餅を焼く!という伝統が存在しています。

毎日台所を任せている女性陣に、元旦だけでもゆっくりと休んでもらいたいという、先人たちのやさしさを感じます。

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次は映画の話。

山形を舞台にした映画は近年では多くありますが、今回、私とS氏が見てきた映画はこちら。

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よみがえりのレシピ というドキュメンタリー映画です。

簡単に内容を説明させて頂くと、「在来作物」と呼ばれるその地域に古くから伝わる野菜を守り、受け継いでいる農家の姿と、在来作物の持つ独特の苦味や辛味、甘みといった特性を生かした独創的なイタリア料理を作る料理人を描いたものです。

この中には多くの農家が登場します。高齢の農家の方々が中心に野菜を守っていますが、その背中に魅力を感じ、受け継ごうとしている若い人達も登場。

感想は長くなるので(笑)多くは割愛させて頂きますが、在来作物を受け継いで
いくということは、「いのちのリレー」であると感じました。

農業はビジネスです。儲けがあまり出ないものは栽培していて意味がない、効率を考えたら、現代農業では切り捨てられてしまう。それが在来作物の現実だったのです。

それでも守り、つなげること。それはその地域に古くから野菜を通して伝わってきた、暖かさ、大切、何より故郷そのものを守ることに繋がることではないかと思います。

あの野菜たちには先人たちの歴史であり、愛が詰まっていることを映画から感じ取りました。

日本の農業はこれまで以上に、辛い道をたどるかもしれません。

だからこそ、あの映画から農業のこと、野菜の事、故郷のことを考えるキッカケを多くの人得てほしいなと感じました。

この映画はまだ山形でしか公開しておりません。これから上映の輪を広げて行くとのこと。

関東で上映機会がありましたら、このブログやtwitterにてご紹介させていただきたいと思います。

映画につきましては、代表鈴木が熱いレビューを自身のブログに掲載してあります。ぜひ!

ファーマーフリーク鈴木の農日記 →http://nougyougakusei.blog.fc2.com/
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長文になってしまいましたが、今回は地元への帰省の様子から、農家の食伝統、映画のことについて描かせていただきました。

いかがでしたでしょうか。驚きの文化やそういう映画や農家の人達がいるということだけでも、知っていただけたのであれば幸いです。

さて、S氏より「冨樫、今年の抱負も書いておいて」と耳打ちされましたので最後に一言。

ブログに書くということは、eat-happyの抱負なのだと思いますので、真面目なことを書きますが。

「昨年繋いだ人との縁を熟成させ、更に楽しいことをしていく。そこから、新たな縁を」

これですね。

昨年、関わってくださった方々皆様に感謝を。

今年も農業のために、故郷のために楽しんで活動します。

今年も宜しくお願い致します。

というわけで、冨樫でしたー。

今年もがんばっぞー!!
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