農業団体をやっていて、問題だと感じるのはぬぐい去れない泥臭いイメージだ。
泥、土、雑草、肥料……
農業は手を汚さねばできない仕事だ。
それに付随して泥臭いイメージがつくのはもっともだと思う。
しかし、そのイメージがあることで若者に壁を作ってしまっていることは否定できない。
それを壊すために僕らもせっせとおいしいものを食べる会を開催しているわけだ。
そんなことを考えていたのだが、今日ある人と話していて少し発想のヒントを得た。
バイトでHOLY YOGAなる団体に所属している方と知り合ったことがきっかけだ。
心と身体をスピリチュアルな要素で癒していくヨガのこと(なんと、バイブルを目の前においてヨガをやる!)。
まず発想が面白いのだが、注目したのはその人の発言だ。
その方いわく、「農業も土と水をさわりながら心を浄化する作業だ」ということ。
なるほど。確かにそうだ。
自分たちが感じている達成感は、心の浄化とも言えるのか!
個人的に、彼の言ったセラピスト的視点からきた意見が非常に新鮮だった。
思えば山形で手伝いをやったときも胸がすっとしたし、山梨で葡萄の森を進んでいた時も心地がよかった。
しかしそれもそのはず、良い空気を吸いながらいいものをかじったりしているのだから当然なのだ。
心の浄化(自然との出会い、良い眺めをみることの心的影響)
身体の浄化(豊富な野菜、適度な運動)
魂の浄化(山の…神…?)
彼が言った事全ては網羅できなかったが、心と身体の浄化という観点から考えても農はプラスになるはず。
運よく山ガールブーム(若干の泥臭さの許容)、パワースポットブーム(スピリチュアル)が起こったことで、この視点から切り開くのは以前よりもはるかに易しいはずだ。
こうした視点からも農業に興味をもってもらえればと思い、今日の発見としたい。
ちなみに22、23はeat_happyで山梨「癒しの学校」でアロマ・カウンセリング・整体を手伝ってきます。
これも上記の気づきにプラスにできたらイイネ!
追記
せっかくなので、セラピー×農業についてちょっと調べてみた。
○東京農業大学バイオセラピー学科
http://www.nodai.ac.jp/hol/index.html
実は学問になってた…!初耳なり。
さすがは農大である。
○Nagファーム 癒し農業
http://www.youtube.com/watch?v=QVLFniXqQ7g
京都は舞鶴市で癒し農業のプロジェクトを発見!
景色は「ボクのなつやすみ」状態!癒されそう!
しかし言わずもがなだが、田舎や農業を「逃避」として使っては本当の癒しは得られないのでは、と素人ながらに思う。
大事なのは、そこで何を見つけるかだ。これも運営時意識したいところ。