昨日うちで新米が出た。
そういや新米かあ、もう新米の時期かあと思って一口食べた。
おお、おおおお。
すごい。すごかった。
もっちもちだった。
いつもは炊きたてご飯の熱気だけで食欲を生みだしていたが、新米は新たに食感と言う魅力を兼ねそろえていた。
しっかり噛んでいるという充実感があり、ほくほくしながら食べた。
その日はきんぴらごぼうで一杯を平らげ、味噌汁で次をかき込み、さんまで〆た。
うまい飯は食が止まらなくなる。
四合の米は爆撃された町のようになくなった。
そして肉のついた悲しい腹にまた200グラムほどの豊かな脂肪(推定)がのった……
うちの近所は一面田んぼなのだが、
この前まで肥えに肥えた稲がこうべを垂れていたのに、今日見たらそれらは全て刈り取られ、
田んぼは坊主になっていた。
さびしいなあ。
秋がくるととても切なくなる。
うまいものは増え、それはそれでとてもありがたいことだ。
しかし、夏を目指して元気に育っていたものがどんどんなくなるのはさびしい感じがする。
その上これから芽吹く植物も顔を出す昆虫もほぼいない……
これから厳しい冬になる。
自然のことを考えるには半年ほど待たねばならない季節がまたやってくる。
秋はお別れの季節なのかもしれない。
毎年のようにこれを考えているが、いつになっても慣れない。
明日から「おいしいものを食べる会2」に出す巨峰の収穫にいってきます。
向かうは山梨。
坊主になる前の畑を少しでも多く見てこれたらいいなと思っています。
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