農役 3 | 学生団体eat_happy ~食から農の魅力を伝えるイベント集団~

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こんにちは。

前回の更新からずいぶんと空いてしましました。

先日のeat_happyのビジコン面談後のミーティングで、ふと代表に決まった鈴木です。

今までははっきり決まって無かったので。笑

創設メンバー4人の代表ってことで創設代表って感じでどうでしょう。

まあオレのやる気さえ出れば肩書なんてどうでもいいわけで。

オレはそんな感じに思ってますが。笑

とにかく、そうなった以上はがんばりますのでどうぞよろしく。

とりま、いろいろ考えてることはありますよ!!!



さて、そんな感じで、農役の話に戻りましょう。

前回は命の大切さを学ぶことについてお話しました。

残るは一つですね。

最後にしてオレが一番伝えたかったこと。

それは・・・

農業とは文化である!!!!

ということ。

まあこれもいまいちピンときませんかね、ただ言われただけじゃ。

例を出しましょう。

「だだちゃ豆」

第1回おいしいものを食べる会で出しました。

山形県鶴岡市特産の枝豆ですね。

これのどこに文化が関わって来るのかというと、わかりやすいのは名前でしょう。

「だだちゃ」

一見すると変な名前ですね。

これ、庄内弁なんです。

山形県庄内地方(鶴岡市酒田市等でなる地方、日本海に面している)

の方言です。


大きな地図で見る

ここですね。

意味は「おやじ」「お父さん」とか。

要するに一家の主、中心を指します。

山形県鶴岡市は昔城下町だったんですね。

今でも城跡がありますが、庄内藩の中心でした。

そこに代々酒井というお殿様がいたんですね。

今でもその末裔の方が鶴岡市内に住んでおられますが。

ある代のお殿様がそれはとても枝豆が好きで、その時期になると毎日枝豆をお城に取り寄せては食べていたそうです。

毎日違う農家から取り寄せますから、どこの農家で採れたものなのか気になりますよね。

そこでお殿様が、

「今日はどこのだだちゃの豆だ」

と、聞いたのが始まり。

どこの親父が作ったものだ、と、そう聞いたわけです。

それが今、「だだちゃ豆」と呼ばれているわけですね。

はい、どうでしょう。

少しは僕が言う農業=文化がわかっていただけましたか?

もちろん文化には歴史も入ってますよ。

他にも、名前に方言とか地方の名前が入ってるものだと、

「ゴーヤ」

これなんてもろ沖縄の方言ですね。

こんな風に深く関わっているのです。

ではなぜ、これが重要になってくるのか。

それは、農業を荒廃させると文化も荒廃してしまうのです。

さっき言った、「だだちゃ」。

これなんて、今庄内で使う人はいないでしょう。

聞いたことがありません。

もし、農業がダメになってだだちゃ豆が消えてしまったら、

だだちゃという方言自体すっぽり消えます。

僕も知らないですが、まだまだそういう作物はあるはずです。

他にも、景観。

日本の田園風景は美しいと言われますね。

みなさんも一度は生で見るといいでしょう。

でもあれには必ず田んぼ、畑が入っているはず。

その田畑を手入れしてるのは紛れもない、農家です。

ほっといてあんな綺麗にはなりません。

草が生い茂り、雑草だらけの何とも見るに堪えないものになるでしょうね。

$EAT-HAPPYのブログ

これ、美しいと言えますか?

いわゆる耕作放棄地ってやつです。

読んで字のごとく、耕作することを放棄されてしまった土地。

農業が荒廃するとこういうものまで荒廃する。

地方の都市なんて、美しい田園風景が一種の都市デザインです。

それを潰したらどうなるか。

都市が潰れますね。

これが、農業=文化。

だから重要なのです。

長くなりましたので、続きはまた次で。

次は、農役が必要だと思う本質にせまりましょう。

それではまた。