2009/06/01
昼三時
みんな寝てる時間
電柱の近くに
死人が落ちてた
昼三時のあの陰が
その死人に
三分の一ほど
落ちてた
私は上を見上げようと思いついたが
首は路上に面したままだった
落ちてきた?
とも思われたから
私がまだ知らない土地から
しかし上を見上げることなく
何となく私の視線は
ただ辺りを見渡すのに
範囲は過ぎなかった
電柱と
死人と
私
あとは誰一人いない路上と
目を見遣ると
前方に
たいした種類もない雑貨の
原っぱがあった
それからその原っぱから生えてる
何もつけない硬くしゃがれた
一本の低い木があった
物音は自然からもなく
唖だった
午後三時誰もが寝床で寝てる時間
それだけだった
曇り空は少しだけ
動いていた。
みんな寝てる時間
電柱の近くに
死人が落ちてた
昼三時のあの陰が
その死人に
三分の一ほど
落ちてた
私は上を見上げようと思いついたが
首は路上に面したままだった
落ちてきた?
とも思われたから
私がまだ知らない土地から
しかし上を見上げることなく
何となく私の視線は
ただ辺りを見渡すのに
範囲は過ぎなかった
電柱と
死人と
私
あとは誰一人いない路上と
目を見遣ると
前方に
たいした種類もない雑貨の
原っぱがあった
それからその原っぱから生えてる
何もつけない硬くしゃがれた
一本の低い木があった
物音は自然からもなく
唖だった
午後三時誰もが寝床で寝てる時間
それだけだった
曇り空は少しだけ
動いていた。
2009/05/29
硬い木の簾だと思ったら雨だった
吐血したと思ったら
朝だった
身動き一つとれない時間
私は生き死に
小さな何かの塊たちがたくさん たくさん
私の脳目掛けて凝結して
私の心の目はからを凝視して動かず
生きるもない
死にもない
凝結した硬い屑を
自分の脳髄から
取り出すことも出来ず
時間は余りあるのに
私の心の眼は空っぽを
凝視したまま
身動き一つ出来ず
私は腐る
腐るが死んではくれず
私の脳の血を固まらせる
屑を自ら拾うしか能が無い
それしか他に能が無い‥‥!
吐血したと思ったら
朝だった
身動き一つとれない時間
私は生き死に
小さな何かの塊たちがたくさん たくさん
私の脳目掛けて凝結して
私の心の目はからを凝視して動かず
生きるもない
死にもない
凝結した硬い屑を
自分の脳髄から
取り出すことも出来ず
時間は余りあるのに
私の心の眼は空っぽを
凝視したまま
身動き一つ出来ず
私は腐る
腐るが死んではくれず
私の脳の血を固まらせる
屑を自ら拾うしか能が無い
それしか他に能が無い‥‥!
2009/05/29
寝たきり雀
お外に出れば
労働者に
慇懃無礼
私には
会う友もいない
今夜は雨が降っていて
寝床に横になってると
雨の降りしきる音だけが
よく聞こえて
いつもより
ずいぶん静かに感じます
そして寝たきり雀の私は
いつもより
眠気がします
こうして
雨の音を聞いていると
明日起きれるのかしら
と
思われる雨音です
雨音と睡眠‥‥
雨と私‥‥
一人寝床で
少し寝ぼけながら
ただただ雨音を聞いています
ただただ雨音に消えていきます‥‥
ただただ
夜の雨音に‥‥
湿気を帯びた
いつもと違う室温は
私をしめやかに眠らせようとします
夜の寝床に聞く雨音は
私にもう
起きれはしないんじゃないかと
思わせ
夜の雨音は本当に
しめやかで
朝の小鹿に気付けまいと
私に危惧させ
今はただ
雨音に雀は消されながら
湿った空気に
いつもより早く
寝たきり雀の記憶を
魔術でぼやかします‥‥
意識を‥
記憶を‥
ぼやかして
私を誰と言わせなくするのです‥‥
お外に出れば
労働者に
慇懃無礼
私には
会う友もいない
今夜は雨が降っていて
寝床に横になってると
雨の降りしきる音だけが
よく聞こえて
いつもより
ずいぶん静かに感じます
そして寝たきり雀の私は
いつもより
眠気がします
こうして
雨の音を聞いていると
明日起きれるのかしら
と
思われる雨音です
雨音と睡眠‥‥
雨と私‥‥
一人寝床で
少し寝ぼけながら
ただただ雨音を聞いています
ただただ雨音に消えていきます‥‥
ただただ
夜の雨音に‥‥
湿気を帯びた
いつもと違う室温は
私をしめやかに眠らせようとします
夜の寝床に聞く雨音は
私にもう
起きれはしないんじゃないかと
思わせ
夜の雨音は本当に
しめやかで
朝の小鹿に気付けまいと
私に危惧させ
今はただ
雨音に雀は消されながら
湿った空気に
いつもより早く
寝たきり雀の記憶を
魔術でぼやかします‥‥
意識を‥
記憶を‥
ぼやかして
私を誰と言わせなくするのです‥‥