お待たせしました。第二弾です。

 

説明しませんでしたが、前回も含めて2011年以降で選んでいます。

 

それ以前の年代はまたいつかご紹介したいと思います。では、どうぞ!

 

 

 

 

小さな世界はワンダーランド(2014)

 

 

 

~あらすじ解説~

 

『アース』『ライフ -いのちをつなぐ物語-』などを送り出してきたBBCアースと、ピクサー・スタジオがタッグを組んだ新感覚のネイチャードキュメンタリー。シマリスとスコーピオンマウスという小動物の視点で、命の危機や自然の厳しさに直面しながら彼らが成長していく姿をハートフルに活写する。さまざまな生き物が生息する自然界を捉えた幻想的な映像に酔いしれる。(シネマトゥデイより~)

 

 

 

~ちょっと感想~

 

シマリスとスコーピオンマウスの2匹の主人公が可愛すぎてたまらない。

 

子ども向けかと思いきや、大人でも楽しめる、驚きに満ちた世界を教えてくれる。どうやって撮ったのか分からないほど素晴らしい映像が盛りだくさんで、ストーリーはハラハラする大スペクタクルであり、観る人に向けた強烈なメッセージにもなっている。

 

作品時間が44分と短く見やすいのも特徴。一応ドキュメンタリーなのでそこは留意しておくこと。

 

 

 

 

サウルの息子(2015)

 

 

~あらすじ解説~

 

ハンガリー出身のネメシュ・ラースローがメガホンを取り、強制収容所に送り込まれたユダヤ人たちがたどる壮絶な宿命に迫る感動作。仲間たちの死体処理を請け負う主人公が、息子と思われる少年をユダヤ人としてきちんと葬るために収容所内を駆けずり回る2日間を活写する。主演を務めるのは詩や小説も手掛けるルーリグ・ゲーザ。第68回カンヌ国際映画祭にてグランプリに輝いた、ホロコーストの過酷な現実を描いた物語に言葉を失う。

 

1944年10月、ハンガリー系ユダヤ人のサウル(ルーリグ・ゲーザ)は、アウシュビッツ=ビルケナウ収容所でナチスから特殊部隊“ゾンダーコマンド”に選抜され、次々と到着する同胞たちの死体処理の仕事に就いていた。ある日、ガス室で息子らしき少年を発見した彼は、直後に殺されてしまったその少年の弔いをしようとするが……。(シネマトゥデイより~)

 

 

 

 

 

~ちょっと感想~

 

その特殊な環境を思い浮かべると、身がちぎれそうな思いがする。同胞であり裏切り者でもあるという矛盾。

 

この地獄に思いを馳せて欲しい。

 

そして独特のカメラワーク。まるで私たちも主人公と一緒になってアウシュビッツを歩いているような気持ちになってくる。

 

主人公と一緒にナチスから「豚」と罵られる、あの時の悲しみ。無になっていくような気持ち。あの時何が起こっていたのか、体験してみてほしい。

 

 

 

 

 

ディオールと私(2014)

 

 

~あらすじ解説~

 

クリスチャン・ディオールのアーティスティックディレクターに就任したラフ・シモンズが、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表するまでを追った記録映画。監督は、『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』で共同監督を務めたフレデリック・チェン。ミニマリスト(最小限主義者)のシモンズが老舗ブランドのオートクチュールに挑戦する中での重圧と葛藤、そしてディオールのお針子たちのプロフェッショナルで熱心な仕事ぶりが見どころ。

 

2012年春。世界的に著名なファッションブランド、クリスチャン・ディオールの新デザイナーに就任したラフ・シモンズは、初のオートクチュール・コレクションを発表することになる。男性ブランドを展開し、ミニマリストとして知られたシモンズは、オートクチュールの経験が乏しいうえに、通常およそ半年をかけるコレクションを8週間で準備しなければならなかった。(シネマトゥデイより)

 

 

 

~ちょっと感想~

 

美しい。

 

ファッションに対する情熱を教えてくれる。布一枚、型一つに対する情熱。

 

イマジネーション、コンセプト、伝統、そして熟練された手仕事のすべての調和。奥深いファッションの世界に浸ることができる。こんな華やかな世界、情熱的な戦いの場があるということを知らないのはもったいない。

 

ブランドというものに対してマイナスイメージを持っている人はぜひ知って欲しい。

 

※これもドキュメンタリー

 

 

 

 

 

 

マイ・ファニー・レディ(2014)

 

 

~あらすじ解説~

 

『ラスト・ショー』などで知られるピーター・ボグダノヴィッチによるロマコメ。コールガールからハリウッドスターとなった女性と、その成功のきっかけを与えた舞台演出家の出会いを追い掛ける。『ミッドナイト・イン・パリ』などのオーウェン・ウィルソン、『ニード・フォー・スピード』などのイモージェン・プーツ、『バウンティー・ハンター』などのジェニファー・アニストンら、実力派が結集。クセありワケありのキャラクターたちにふんした彼らの妙演に加えて、軽妙な語り口にも注目。

 

新たなハリウッドスターとして活躍する女優、イザベラ(イモージェン・プーツ)。とあるスタジオで記者からインタビューを受けていた彼女は、かつて高級コールガールだったことをあっけらかんと告白する。やがて、初対面の客であったブロードウェイの人気演出家アーノルド(オーウェン・ウィルソン)から、自分の将来のために3万ドルをプレゼントしたいという不思議な申し出を受けたのを機に歩み始めた、女優への道とそれにまつわる複雑で奇妙な人間模様についても語りだすが……。

 

 

 

~ちょっと感想~

 

ピーター・ボグダノヴィッチ監督のことをもっと知ってもらいたい。最高のコメディ映画監督の一人。

 

笑えて、しんみりとして、幸せな気持ちになれる。こじれまくった人物関係が笑えてしょうがない。映画がなかった頃のコメディの姿を留めている。

 

キャラクターやストーリーがとても自然。なのにどんどんおかしな方向へ向かっていく。

 

情けなくも可愛い男たちと、乙女で恐ろしい女たちのやり取りには腹をかかえて笑う。

 

 

 

あまくない砂糖の話(2016)

 

 

~あらすじ解説~

 

監督と脚本を手掛けるデイモン・ガモーが実験台となり、60日間1日ティースプーン40杯分の砂糖摂取にチャレンジする過程を追った驚異のドキュメンタリー。生まれてくる子供のためにも豊かな食育を目指す監督が、カロリー摂取量は変えずに健康食品とうたわれる食品から砂糖を摂る日々を追い掛ける。スティーヴン・フライやイザベル・ルーカスら著名人も出演。普通の食品に入り込んでいる砂糖が人体に及ぼす影響に仰天する。

 

オーストラリア人俳優デイモン・ガモーは恋人の影響でナチュラル志向に転向し、ヘルシーな食生活を心掛けていた。子供の誕生を目前に控えたある日、彼は「人間は1日平均スプーン40杯分の砂糖を摂っている」と知りがく然とする。デイモンは60日間ジュースやシリアルなどから砂糖を積極的に摂り、自らの体の変化を見極めようとする。

 

 

 

~ちょっと感想~

 

説教臭さがなく、ストレートに砂糖の恐ろしさが伝わって来る。

 

監督であり主人公のデイモン・ガノー氏は非常にお茶目で正直・聡明な方で、自分の体を実験台にしながらも、鑑賞の面白さを意識して、砂糖の恐ろしさをストレスなく伝えるべく骨を折っている。

 

また、なぜ私たちが砂糖を過剰摂取してしまうのかを、個人の問題に落とし込むことなく、毅然と社会の構造問題として捉えており、斬新かつ公平で優しい視線は、とても興味深く感じられる。

 

砂糖に対する偏見が取り除かれる、すごく良い映画だと思う。(これもドキュメンタリーなのでご注意を

 

 

 

 

……第二弾、お待たせしました。

 

ドキュメンタリーの比率が多くなったな、という気がします。

 

ドキュメンタリーでは当たりを引くことが多いです。私と相性がいい可能性もありますが……逆にあまり注目されていないジャンルだからこそ、様々な事情が絡まずにじっくりと作り込めるからかもしれません。

 

ポピュラーなアクション映画とか、恋愛映画だと、中くらいの出来の映画は山ほどあります。しかし本当に良い作品は、あまり知名度がないものであったりします。なぜなんでしょうね。

 

作品を観るとき、作者の態度が浮かび上がってくるときがあります。そこで真摯な態度で作っていることが分かる映画は、良い映画だと思います。