新しいことにチャレンジするのは、簡単なようでとても難しいことです。とくに、1型糖尿病という持病を抱えていると、「できるだろうか」「失敗したらどうしよう」という不安が、何倍にも膨らんで感じられるかもしれません。けれど、それでもなお一歩を踏み出すことには、大きな意味があります。

 

最初の一歩は、本当に小さなものでも構いません。新しい習い事に挑戦する、新しい友達に声をかけてみる、やってみたかったことに手を伸ばしてみる。そんな小さな挑戦の積み重ねが、気づけば自分を大きく変えてくれます。

 

もちろん、時には思うようにいかないこともあります。でも、たとえうまくいかなくても、その経験が次の一歩を支えてくれます。挑戦したからこそ得られる達成感、乗り越えたときの喜び、自分に対する新たな自信。それらは、どんな不安にも勝るかけがえのない宝物です。

 

一歩を踏み出した先には、これまで知らなかった世界が広がっています。新しい出会い、知らなかった自分の可能性、そして、支えてくれる仲間たち。勇気を出して踏み出したからこそ見える景色は、本当に鮮やかで、力強いものです。

 

1型糖尿病があるからといって、夢をあきらめる必要はありません。むしろ、そのハンディキャップを乗り越える過程で、人は誰よりも強く、優しくなれるのだと、私は信じています。

 

小さな一歩でもいい。自分のペースでいい。怖さや不安を感じたら、それはきっと、本気で挑戦しようとしている証拠。どうか、自分を信じて、踏み出してみてください。

その一歩の先に、きっと素晴らしい未来が待っています。

 

私もこれからまた新しいことへのチャレンジを始めます。