1型糖尿病と共に生きていると、「できないこと」に目が行きがちになりますね。でも最近、気づいたことがあります。それは「イメージしたことしか叶わない」ということ。体調管理に日々追われながらも、自分の“叶えたい姿”を具体的に思い描くことが、夢を現実にする第一歩なのです。
私にはずっと欲しいと思っていた車があります。ずーっと前から好きで、そのうちにモデルチェンジで段々形が変わってきてしまい、そのモデルはもう中古でしかありません。ある日、「試乗してみよう」と思い立ち、思いきってディーラーに予約。運転席に座った瞬間、自分がその車で走っている姿が自然と浮かんだ。リアルに感じられた。そのとき、初めて「これは私の未来だ」と確信した。
糖尿病があるからといって、未来を曖昧にせず、明確に描くことが大事だと思います。血糖値の波に左右される毎日でも、自分がどんな生活を送りたいかを具体的にイメージすることで、そこへ一歩ずつ近づける。夢は、ただ願うものではなく、「叶う前提で見るもの」なのかもしれません。
私の手元にこの車が来る日は、そう遠くないだろう。
