1型糖尿病の患者にとって不安なことの一つが低血糖になること。
血糖値が下がると、空腹、発汗、ふるえ、疲労、脱力感、思考力の低下といった症状が生じ重度の低血糖では、錯乱、けいれん発作、昏睡などが起こります。
前にもお伝えしましたが、ウチも息子もアメリカで重度の低血糖になり救急車で運ばれました。
そこまでにならなくても日常的に低血糖は起こっています。
さて、低血糖アラート犬をご存じでしょうか。
低血糖が発生しそうなのを事前に察知して教えてくれるように訓練されている犬です。
海外では結構いるようですが、日本では3匹しかいません。
そのうちの1匹(エフィ―)が我が家に昨年やってきました。
低血糖になると呼気に混ざるイソプレンという天然化学物質が、通常より増えるそうです。それを嗅ぎ分けて教えてくれるのです。低血糖になるとイソプレンがなぜ増えるかはまだ解明されていないそうです。
それを検知するとどうするか。よく吠えて教えてくれるのかと聞かれることがありますが、吠えるのではなく、引っ搔いて教えてくれます。ちなみにエフィ―は滅多に吠えることはなく、もうすぐ1年になりますが我が家で吠えたことはありません。訓練に行った場所で、3回くらい吠えたくらいの非常に大人しい犬です。あまりにも吠えないので、声が出なくなるのではと心配しています。人はしゃべらない日が続くと声が出しにくくなりますものね。
エフィ―はまだ訓練中で必ずしも教えてくれるわけではありませんが、これからも訓練を重ねて精度が上がればと思っています。
