前回は海外に(国内でも)行く際の飛行機搭乗の際の注意点をお伝えしました。
今回は持っていた方が良いものなどのお話をしましょう。
インスリン、物品の予備は多めに持って行ってください。国内であればまだ何とかなることはあるでしょうが、海外で、現地ですぐに手に入れることはないと思ってください。息子が昨年、韓国に旅行した際に、多少予備は持って行ったものの、暑さと湿気でカニューレが外れてしまって困ったそうです。ペンを持っていけば良いのですが、持たずに行ったのでインスリンの投与が出来なくなりました。ポンプ使用者も緊急用にペンを持っていく方が良いでしょう。
韓国ではまず、加入していた海外旅行者保険に連絡したそうです。前にお伝えした通り海外旅行者保険には加入していましたから。そこの紹介で病院へも行ったそうですが、結局1型糖尿病を診察できるところでなく、処方もしてもらえなかったそうですが、薬局で注射器が買えることを教えてくれたそうです。とはいってもどこの薬局にも注射器がおいてあるわけでもなく、散々薬局を回った挙句、なんとか見つけた薬局で注射器を買って投与したそうです。薬局で普通に注射器が買えるのもびっくりですが。しかも1本数十円だったそうです。この結果、病院、薬局周りに時間を費やし、本来の目的の観光がほとんどできずに終わったようです。
折角の旅行でこのようなことにならないよう、予備は多めに。足りないより余って持って帰ってくる方が絶対に良いですからね。
