低血糖の発作が起きたということでルームメイトが糖を取らせようとしてくれたそうです。それでも、一向に良くならず救急車を呼んだそうです。今まで10年、日本にいるときに一度もこんなことはなかったのに。一度、朝に低血糖になり、朦朧とする中、洗顔フォームで歯を磨こうとしたことはありましたけど。洗顔フォームは不味いそうです。

前回も書きましたが、結局、救急隊が血糖値を上げる処置(グルーコース投与)だけで、病院では様子をみて(一応検査はされたみたい)2時間ほどで帰されたそうで、帰りはバスで帰ってそうです。

この後に待っているのがそうです。いくらかかったか。

アメリカでは救急車は有料とかいう話はもちろん知っていました。海外旅行者保険の案内にも、医療が高額であるっていうことが書いてあるのももちろん読んでいました。

それが自分の身に降りかかってくるとどうなるか心配です。

しばらくして請求書が届きました。救急車と病院の治療がそれぞれ別になって。救急車(消防署から)の請求書なんて日本で見ることないですよね。私も初めて見ました。

請求された金額は約9300ドル (当時のレートで110万円)、東京―サンフランシスコのファーストクラス往復並みの金額でした。今なら140万円くらいですかね。

アメリカで救急車に乗ってERに搬送されると、ファーストクラス並みの請求額が届きます。保険に入っていたので、どれくらいカバーできるかと思って色々と息子が交渉しました。

結局、日本の大学で強制的に入らされた保険は全く使い物にならず、アメリカの大学で入った保険が適用されましたが、それでも約1200ドル(約15万円)の請求書が届きました。

1型糖尿病でも海外に行っても問題はありません。ただし、保険だけには必ず入るように。