あやしい人影 | 酒とオカマと男と女

酒とオカマと男と女

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(昔のお店での事)

ある日お客様がお店に入るなり、お店のある地下への階段を降りたり、上がったりしている変なおっちゃんがいると言うのです。
地下への入り口は通りに面している為、遠くからでも人の出入りがよく見えるんです。
お客様が言うには、ホームレスだとか。

地下には僕のお店と、隣にもう一軒あるだけで、トイレが共同だった為、トイレでも借りに来たのかもと思ってあまり気にもかけていませんでした。

ところが、次のお客様も同じ事を言うんです。

見に行っても誰も居ません。

隣のお客様だろうと全く気にしてなかったんです。

すると、
お店の扉を開ける人がガーン

隣の女装子(じょそこ)のママさんです。

ママさんはお店がノーゲストの時はいつも通りで立ってお客様を拾うスタイルです。

そのママさんが、変なホームレスみたいな人がウロウロしてるから気を付けてと言う。

怖い…

マジ怖い…

でも、僕はこのお店の責任者だ!!

従業員とお客様は守らなくてはならない!!

勇気を振り絞り巡回に出たガーン

ビルの真ん前の電柱に隠れてるつもりの大男がショック!

『あれっショック!

『あれれっガーン

『ひ ろ し さん?』
声をかけてみた…

すると、

『ママさんよ~
こんな所で会うなんぞ、凄い偶然やの~』…だと得意げ

(ここ僕のお店の真ん前やねんけど得意げ)

てか、

何で?

一体、今度は何があったん?

ひろしさんは、明らかにホームレスさんになっていた…。

僕は千円を差し出した。

ひろしさんは、何度も御礼を言いながら受け取った。

そして、足早に去って行った得意げ得意げ得意げ