ひろしさん | 酒とオカマと男と女

酒とオカマと男と女

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さすがに僕は疲れてしまい、そろそろ帰ろうとひろしさんに言った。

ひろしさんは、あっさりとうなずいて
ありがとうありがとう
と何度も言った。

何だかひろしさんがかわいそうに思えた。

これからどうするのかは、聞かずおいた。

僕が
『何とか人生やり直して下さい。』と丁寧に言った。

ひろしさんは、
『ママさんの事、一生忘れない。ありがとうありがとう。』
と、涙をポロポロと流し泣いた。

僕も又つられて泣いた。

片付ける力は残っておらず、そのまま店を出た。

地上へ上がる階段から陽が差していた。