本番は1週間後です。本番間近という事で、今日、明日と最後の練習になります。しかし第1部、第2部合わせて2時間~3時間の大曲ですから、今日の練習も基本的には通し練習のみでした。今日、通し練習をして、明日は手直しの練習となります。

 

マタイ受難曲というのは、キリストが弟子の一人であるユダの裏切りに会って捕縛され、処刑されるという新約聖書の話を楽曲化したもので、まさにオペラの様な壮大な楽曲です。この曲に取り組む前は、キリストの受難等、ほとんど知りませんでしたが、マタイ受難曲の練習以外にも、解説書を読んだりして、少しキリスト教の勉強もしました。

 

日本の神話である古事記、日本書紀を読んでみると、現実にはあり得ない様な話が出てきますが、新約聖書にも色んな逸話が出て来ます。最初、読んだ時は「あり得ない。信じられない。」と感じましたが、上記の様に日本神話にも同種の話があると思い、その後は、聖書に書かれている事をそのまま理解する様にしました。

 

宗教的な理解には限界があるのは仕方がないですが、このマタイ受難曲、バッハの構成が素晴らしいと思います。というのも、キリストに反発を感じているユダヤ教の人々、キリストに従いながらも、まだ信じきれない人々、一般民衆等、それぞれの感情の機微を見事に表現しています。

 

今回、何とか本番を迎える事になりましたが、とても奥が深い曲だと思います。今後も、機会があれば歌い続けて行きたい曲です。

 

 

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仲井雅光司法書士事務所

 

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