新型コロナ感染拡大の影響かどうか分かりませんが、最近、仕事の内容が変化しています。一口に言ってしまうと、成年後見人の仕事の割合が大きくなっています。

 

以前は、相続、決済等の不動産登記、役員変更等の商業登記もあったのですが、この所、そういった仕事が少なくなっています。また、5月に入って決済ヘルプの仕事も減っています。仕事が少ないので、成年後見のリーガルサポートからの推薦案件を積極的に受任する様にしていると結果なのでしょうね。

 

ただ、ずっと成年後見の仕事ばかりしている訳ではなく、法務局からの依頼の相続人調査の仕事もしていますし、コロナ問題に関する電話無料相談にも参加していますよ。

 

現在、成年後見関係で進めている仕事も、いくつかの類型に分類できます。一つ目は入所施設の移動。2件あります。今まで独居であったり、入院されていたりという状態でしたが、落ち着いて生活してもらえる様に、新たな入所先を探します。入所先を見学する事もあります。余談ですが、こういった施設は不便な所にある事が多いので、私自身、歩数が増えて運動になるというメリットもありますね。(笑)

 

施設の選定にはご親族の意向も重視します。入所施設が決まったら、引越しと入所手続きをします。という一連の流れで進めます。一番気になるのが、ご本人が新しい環境に馴染んでくれるかという事です。コロナ対策のため、今は面会を禁止している施設がほとんどなので、電話で様子を聞いたりします。

 

次に多いのが、財産管理的な仕事です。最終的に親族の方が成年後見人に就任する予定であるが、ご本人の財産が多額のため、専門職が一時的に成年後見人に就任して、当面、使用予定のない財産を信託化するという仕事です。親族後見人が管理する財産が減りますので、責任も軽くなるという訳です。

 

預貯金だけなら、大きな問題はないのですが、株や投資信託等、価値が大きく変動する資産を保有されている場合は、判断が難しいです。私の場合、親族の方の意向を確認して現金化の時期を調整したり、あるいは、当面、そのまま保持する様に、家庭裁判所と交渉したりといった事もします。

 

その他、不動産の売却にも気を遣います。何せ資産の額が大きいですからね。いくらで誰に売却するか? 多くの場合、不動産業者等プロが絡んで来ますから、必ずしも提供される情報が正しいとは限りません。業者さんも商売ですから利益を上げないといけませんので。(笑)

 

とまあ、色々、やる事が広範囲なので、仕事に飽きるという事はありません。毎回、新しい事例です。(^_-)-☆

 

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