今日自分が代表を務める会社に電話がかかってきた。「玉木(仮名)ですけど」と開口一番に口にする。
誰だ。
うちの会社でそんなお客様もいらっしゃらない。誰のことだろう。
なんの用件か話をよくよく聞くと、弊社の元社員の会社にお金を預けていてそれを返して欲しいらしい。お金を預けたのは2年前の年初だが、その後元社員からは音沙汰が全くなくなってしまったのだと言う。もちろん弊社は投資事業などやっているわけがない。そして何より、その社員は3ヶ月しかうちの会社にいなかった人だった。
全く関係もないうちの会社の名前を取り上げ、この会社が投資に関与しているのだと言っていたらしい。
断言しよう、投資詐欺だ。そして、古巣の会社を詐欺に巻き込んじゃうくらいタチの悪い方の詐欺だ。
玉木さんはその元社員に電話をかけても出ないと言うので、試しに私の方からかけてみたら、あっけなく電話口に社員の人は出てくれた。思い出話もそこそこに「ところで・・・」と玉木さんの話をしてみると、そんな人は知らない・・・けども自分の電話番号は教えないで欲しいと言っている。きっとその人が詐欺なんじゃないかとも。(どう言うこと)
玉木さんから電話をかけるように伝えたので、絶対出てね!とその社員だった人には伝え、電話をきる。私にはこんなことしかできない。消費者センターに訴えてもいいんではない?と玉木さんにも伝えた。
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うちの会社、悪の権化みたいな奴らしかおらんのだ。自分がカントリーマネージャーとして設立した会社の役員報酬本社の承認なく勝手に調整して、普通の社員の3倍くらいの報酬を得ていたり、全く働かずグルメの旅として日本に来るシニアマネージャーがいたり、それでいて事業の責任は全部末端の社員に押し付けるから長くて6ヶ月くらいしか社員が定着しなかったり....まさに餓鬼道である。阿鼻叫喚っているのである。
そして今私は会社に一人である。そして誰もいなくなったのである。
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こうやって見てみると、会社というものが人間に必ず必要なものなのかを問いたくなる。会社の駒として時間を買われ、ロクな情報を共有されず、責任とともに自尊心を失わされる。
太古の昔の話でもなんでもないけれど、会社というものが担ってきた人間に対する役割は、少なくとも日本では大きかったはずだ。人間の根本にある精神性を育み、人間関係を築き、生活に安定をもたらしていく。そんな企業の黄金時代は終わり、今やまるで奴隷制度の一端であるような様相を見せている。
仕返しができるわけはない。文句をいうこともできない。
お前らの側には絶対に立たないーそう思う以外どうしようもないのである。