10ヶ月ぶりにジャカルタの発展を肌で感じる | OldLionの備忘録

OldLionの備忘録

年老いたライオンは錆びない。狩りを続け、振る舞いは日々深みを増していく。
いつまでも自分を忘れず、狩りを忘れぬライオンでありたい。
そんなライオンになるための日進月歩。

先週は出張でジャカルタに1週間滞在。リクルーティングやパートナー探し、ポテンシャルなクライアント探しと、色々動いた。

今まで2年半ジャカルタで生活していたのだけども、今回10ヶ月ぶりに街に行って本当に色々驚かされた。ピックアップして行こうと思う。

 

1. 空港を使うのになんの遜色もない

2年以上前にジャカルタにきたことがある人はターミナル1か2を使ったことがあるはず。僕は8年前にもここにきたので両方使った。当時からLionAirは健在だったけども今みたいなBatik Airみたいなのはなくて、LionAirがAirAsiaができる前のLCCの走りだと思う。だけど、僕の乗った飛行機は必ず3時間以上遅延し、しかも大したアナウンスもなかった。空港は狭いからいつも人でごった返し、当時インドネシアはインドのミニチュアのカオスなんだと思っていた。ターミナル2も、全然綺麗じゃない。タクシーも個人タクシーがボッタクるために待っていて、全然観光に向かない。でも今は違う。自動査証レーン、空港から市内直結の電車、ブルーバードの順番待ちカード。全部広くて綺麗。

 

2. スディルマン通りに歩道ができた

まだ全部完成とは言わないけども、歩道がジャカルタ一番の大通りにできた。これ、写真で取るとニューヨークみたいな感じ。今mで徒歩5分圏内はタクシーと決まっていたのが、今や散歩している人も見かける。

 

3. スタートアップの実験場

PIKモールには京東の無人ショッピング店舗ができ、キャッシュレス経済はどんどん進む。今回はNetsmeという会社やAmarthaというFintechを訪れたが、彼らはどちらも上場を目指している。2億5千万人というのは確かにマジックワードだし、一時は停滞したとはいえ、投資がまだ集まり続けている。だから今いるタイなんかより、よっぽどスタートアップ的な話がわかる人材がいるし、考え方も進歩的。シンガポールの人がビジネス立ち上げているのもあるが、ゆっくりとシンガポールっぽくなっている。

 

4. 先進的な考え方

上記のスタートアップの集積地であるからこそ、非常に新しい考え方みたいのを取り入れようとしている。Netsmeは渋滞を避けるために勤務時間が10時から午後3時。しかも遠方で働いているメンバーは週1回オフィスにくればOK。とっても合理的。

 

当時2年半前に僕の周りにいたBinusやUIの学生たちはTokopediaやBukarapaみたいな大手スタートアップに入っている。大学のジョブフェアではMandiri銀行のブースよりもTokopediaのブースの前に人が集まっていて、レジュメを出す列が1時間待ちだった。スタートアップが花形の一角なのもそうだし、もはや前世代的な日系企業に就職するのはトップやミドル層からの「おこぼれ」くらいの層であると言わざるを得ない。

タイもインドネシアも日系のトップは駐在員。そして彼らは営業や技術領域でその職についた。だから社内制度づくりや、魅力的な企業カルチャーなんてはなから頭にない。というか人事領域はローカルに任せるべき仕事とたかをくくり、全然関心を持たない人しかいない。(誰か例外がいたら教えて欲しい。)その結果、誰からも魅力的でない、日本本社を真似た就業規則やルールガチガチの会社を作っていることに気づいていないのが現状だ。

 

もはや日系企業頑張れ!という熱すら僕は持っていないので、別に提言するつもりもないけれど。でもやっぱりそういう方々をみていると、本当に僕はこういう形でジャカルタの地に降り立たなくて本当によかったと、心から思う。

 

来年から改めて本赴任かな。頑張らねば。