国宝見てきました!
皆さん、おはようございます!
札幌の朝はすっかり秋の空気
近所の公園を歩くと、ひんやり涼しくて気持ちいいくらい
日中はまだ30度近くなる日もあるみたいですが、朝晩これだけ涼しいと体は楽ですね〜
【この時期は映画三昧】
さてさて、巷で話題の映画「国宝」を観てきました
感想は――観てよかった!の一言に尽きます。
キャストそれぞれの個性が光っていて見応え十分。
吉沢亮さん、横浜流星さんの演技はもちろんですが、それ以上に歌舞伎の迫力に圧倒されました・・・
ここまで歌舞伎にフォーカスした映画って、これまであったかな?
(少なくとも僕の記憶にはない…)
映像、演出、脚本、キャストどれも素晴らしく
映画を観ながら、ふと自分の子供の頃の記憶がフラッシュバックしてきて、ちょっと疲れるくらい(笑)の迫力。
記憶というのも、、、、、、
知っている方もいるでしょうが
僕は「お寺一家」に生まれたんです。
祖父は住職、父も僧侶として務めていて、叔母の家もお寺・・・
田舎の小さなお寺でしたが、子供の僕には十分すぎるくらい「大人の世界」
会う人、会う人皆が
どこかで「後継ぎ」として見られているのを、幼稚園くらいからか
うっすら感じていたんですよね。
16歳で得度式を受けて僧侶としての名前もいただきましたが、その後は「自分の道を選ぶ」と決めて、家とは一線を引くことにしました。
映画を観ていると、その頃に聞いていた言葉や空気感、厳しい稽古(得度式の時のこと)を思い出してしまって、つい感情移入…。
見終わった後は深い感動と同じくらい、
「考えさせられる気持ち」が大きく残りました。
自分が違う道を選んだ時、親や祖父母はどんな思いだったのか
あの頃、親戚に厳しく言われた言葉の意味は何だったのか
業界の方からかけられた言葉に、当時の自分はどう感じていたのか…。
映画ってただのエンタメと思われるかもしれないけど、この映画は僕にとっては“心を揺さぶる問い”を投げかけられたような体験でした。
でも、重たい気持ちだけじゃなくて――
今こうして「幸せだな」と思えているのは、あの時に自分で選んだ結果が今につながっているから。
結局、人生って「選択の連続」
その判断の良し悪しは、目先では分からなくても、何十年も経った後に見えてくるものなんですよね・・・・
映画の最後に登場する、国宝に認定された立花喜久雄(吉沢亮さん)へのインタビューでも、それを強く感じました。
「国宝」という作品が多くの人に響いているのは、単に歌舞伎を描いた映画だからではなく、“人生の選択”に向き合う物語でもあるからなのかもしれません。
まだ映画館で観られるので、「気になる」と思っている方はぜひ!
ということで、今日はこの辺で〜
またお会いしましょう♬
