雨西「いっちょ、ハジけますかっ♪ 本日の映画は「ガールズ・ステップ」だな」
映子「誰に対しても調子よく接してしまうあずさ。ある日ひょんな事からダンス部を結成するはめになってしまう。集められたのは”ジミーズ”と呼ばれる面々。ダンスを通じて彼女たちには友情が芽生えていき――ってな感じね」
雨西「なんというか、エンターテイメント映画としてはどうなのかなーって感じだったな」
映子「超王道っていってるくらいだから、ストーリー展開がベタなのはいいとしても、それぞれが抱えているものが重すぎて観てて楽しいものじゃなかったのは確かね」
雨西「妊娠+流産しておいて、ダンスなんかしてる場合じゃないだろって思ってしまったもんな」
映子「本当に塚本高史演じるうさんくさいケニーさんや、山本裕典のチャラ男がいてくれて助かったわ。ある種の清涼感になってたし」
雨西「ラストのダンスはまあ軽やかで華々しかったけど、2時間の映画に対してわすか2分程度だったしな。それまでの流れのせいでどうにもインパクトが薄くなるし…。ダンスがメインだけに残念」
映子「メインのジミーズについてだけど、やっぱりダンスありきのキャスティングなのかしら?」
雨西「だとしても、それほど酷い演技ってわけじゃなかったかな。主役の石井杏奈って、「ソロモンの偽証」にも出てたよな。これから何本か出演作が控えてるみたいだし、プッシュされてるのかもしれん」
映子「ま、総評としましては「観てるこっちはそれほどハジけられなかったぞ!」ってことで」