学校給食センターの細部を視察 | だばなか大介オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本共産党河内長野市議会議員 だばなか大介

 

これまで何度も河内長野市の給食センターを訪れてきましたが、内部に入って視察させていただいたのは初めてです。

 

 

白衣に帽子を着用し靴も履き替え手も消毒してエアーシャワーを浴びないと入室できません。

 

今回の視察の目的は、子どもの減少により調理能力は中学校全員給食に理論上対応できますが、現状の施設で食缶やその保存、洗浄が、どの程度対応できるのかを見ることです。

 

 

 

食缶は90℃の高温で殺菌処理され、そのまま保存され自然冷却します。

 

食缶の痛みは激しいようで年5個程度は更新しているとのことで余りはないとのことです。

 

また、子どもが減った分の高温保管庫には、おおきなしゃもじなどの調理器具が入れられていました。当初は必要の無かった調理器具の殺菌保管も現在では必要になっているとのことで、食缶の保管庫に空きスペースはありませんでした。

 

 

中学校の弁当箱などは新たなスペースに高温保管庫を追加し収められていました。

 

 

食器は学校に運ぶコンテナの中に入れられ、コンテナがごと高温殺菌する仕組みで、ここが一番のネックです。

 

子どもの数が減ってもこのコンテナの数は減らず、空きは2台分ぐらいでした。

 

 

食器洗浄機は食器籠ごと入れる仕組みになっており、これらが食器の交換のネックになっているとのことです。

 

一連を通して見て、かなりの部分で専用設計になっており、汎用性や拡張性の無いシステムであることが弱点となっています。

 

給食センターは前回の大規模改修から15年が経過しており、部品の供給も無くなりつつあるとのことです。

 

また、エネルギー源はボイラー室で作られるスチームです。スチームは高温高圧であるためラインにピンホールがあく故障もしばしばとのことでした。

 

 

視察の結果として、現状に少し手を加える程度では中学校全員給食には対応できないこと、かなり近い将来に給食センターの大規模改修が必要なことがわかりました。

 

お隣の富田林市は、小学校の給食センターを最近大規模改修され、中学校給食は災害も考え自校方式で整備をされました。近いうちに見に行かせていただきたいと思います。

 

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河内長野市給食センターさんは衛生面の事もあり通常このような視察は受けていないと思います。スタッフのみなさん、体制のない中ありがとうございました。