14日に開かれた福祉教育常任委員協議会で大阪府への国保一本化(国民健康保険の広域化)の説明がありました。
その中で、保険料が値上がりになる方が約80%である事が判かりました。
所得100万円世帯のモデル世帯で比較すると
40代夫婦と子ども=-7260円
65歳以上夫婦=+1590円
65歳以上単身=+4870円
と高齢者世帯での値上がりが多く、特に高齢者単身世帯での値上がりが顕著です。
大阪府一本化で保険料が2万円値下がりになるなどと言う方がおられるようですが、2万円以上値下がりになる方わずか5%ほどである事も判かりました。
そもそも、維新の会率いる大阪府が行った国保一本化は、その理由を「制度の安定化」と述べています。
実際には所得100万円の方の保険料が15万円~20万円という生活を圧迫する超高額の保険料は一向に解決されていません。
国民健康保険を構成している世帯の約80%が所得200万円以下です。国・府・市町村のが社会保障制度として税を投入しない限り、安心して利用できる制度にはなりません。
国保一本化は「自治体側から見た、制度の安定化」であり、「庶民が安心できる制度化」ではありません。