アニメ「東京リベンジャーズ」第1期 第3話「Resolve」


こちらは和久井健原作のアニメ「東京リベンジャーズ」を流し見しかしていなかった為、見直す際修復作業の一貫として書き起こしてみました。

みにくい点が多々あると思いますが修復作業などに使ってください




アニメ「東京リベンジャーズ」第3話「Resolve」


喧嘩賭博の会場の公園
ギャラリーに囲まれ、キヨマサと対峙するタケミチ
タケミチ(東京卍會のトップに会わなきゃいけない 佐野にも稀咲にも)

タイトルロゴ「東京リベンジャーズ」

オープニングテーマ「Cry Baby」

テロップ
原作 和久井健「東京リベンジャーズ」
(講談社「週刊少年マガジン」掲載)
企画 古川陽子 角田真敏
エグゼクティブプロデューサー 笹木孝弘 金子義雄 里見治紀 丸山博雄 松浦裕暁
シリーズ構成 むとうやすゆき
キャラクターデザイン 大貫健一 太田恵子
メカ・プロップデザイン 福島秀機
美術監督 緒続学
美術設定 小倉奈緒美 谷内優穂
色彩設計 辻田邦夫
撮影監督 山本弥芳
3Dディレクター 平将人
編集 長谷川舞
音響監督 飯田里樹
音楽 堤博明
音楽制作 ポニーキャニオン
音楽ディレクター 池田貴博
音楽プロデューサー 寺田悠輔
オープニングテーマ「Cry  Baby」official髭男dism
作詞作曲:藤原聡 編曲official髭男dism
原作協力 栗田宏俊 小山淳平 土屋一幾
プロデューサー 伊藤裕史 古川慎 加瀬直人 山﨑明日香 亀井博司 里見哲朗 納谷僚介
アソシエイトプロデューサー 山本京佳 堀祥子 日比政広 太田慎也 渡瀬昌太
アニメーションプロデューサー 横田幸介
アニメーション制作 ライデンフィルム
監督 初見浩一
製作 アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
c和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」制作委員会

#3 Resolve

喧嘩賭博の公園でキヨマサと対峙するタケミチ
タケミチ(奴隷のままじゃいつまで経っても会えやしない)
タケミチ「っあ」
キヨマサ「後悔すんなよ」
キヨマサは咥えタバコのまま左のボディフックをタケミチの腹に叩き込む タケミチに体が浮き上がる
タケミチ(勝てない 一発で分かるの力の差)
ブルトーザーに突っ込む軽自動車
赤石「どうしたぁ花垣ィ」
不良「テメェ口だけかコラァ」
不良「また一発で終わるんじゃねえだろうなァ」
タケミチ「ぶはっ…ァ」
吹っ飛ばされたタケミチにキヨマサは、右ストレートを左頬に決めそのまま左ストレートを右頬にたたき込んだ
タケミチ「がはっ」
タクヤ「タケミチ…」
山岸「はっ…」
マコト「っく…」
アッくん「っ…う」
ボンタンの右ポケットを探るアッくん
ふらつくタケミチの左顳顬を殴るキヨマサ 
キヨマサは左脇腹を抑え咳き込むタケミチの両肩を掴み腹に右膝を叩き込んだ。前のめりになるタケミチの顔面をそのまま蹴り上げた。
タケミチ「ぅ ああっ…」後ろに吹き飛ぶタケミチ
沸くギャラリー
タケミチが倒れ込む前にキヨマサは回し蹴りを顔面に入れた。意識がないようにふらつくタケミチ。
タクヤ「タケミチ」
ふらつき前のめりになるが、持ち堪えたタケミチ
キヨマサは
不良「殺せー咥えタバコのまま不敵に笑う
山岸「もういいよタケミチ」
マコト「倒れろ 死ぬぞ」
ギャラリーの間をぬ縫って前へ出るアッくん 右手はポケットに隠している
鼻なのか唇からも血を滴らせながら荒い息を吐くタケミチ
タケミチ「まだまだ」
山岸・マコト「…っ」
息を呑むタクヤ
キヨマサがタバコを吐き出して笑う
キヨマサ「へっ」
うおおおおと沸き立つギャラリー
不良「殺せーキヨマサ君」
「処刑っ 処刑っ 処刑っ 処刑っ」
ギャラリーが処刑コールを叫ぶ中、左フックで殴られるタケミチ 右頬を殴られ 腹パンを入れられる
処刑コール鳴り響くなか、アッくんがボンタンの右ポケットに手を入れたまま前に出る
右頬を殴られ、膝蹴りを入れられ、くの字に体を浮かすタケミチ
アッくんの眉間に皺がより、ぽけの中から折りたたみナイフを出す
アッくん「キヨマサ…」
タケミチはワンツーパンチを決められ倒れ込むが、すぐに起き上がりキヨマサの腰にしがみつく
タケミチ「うわあああ」
膝蹴りを入れるキヨマサ
いつのまにか処刑コール鳴り止み、アッくんが見渡すと、ギャラリーが息を呑んで見いっている
キヨマサの怒声と打撲音の中タケミチの呻き声が公園に響く
ハッとしてタケミチに意識を向けるアッくん
キヨマサは腰にしがみつくタケミチに膝蹴りを入れるが、後ろに飛んだタケミチは倒れずに持ち堪えるキヨマサも息を荒くしている
タケミチ「まだ…まだだよ」
顔を上げたタケミチは笑っている
山岸「もういいってタケミチ」
マコト「マジで死んじまうぞ」
タクヤ「タケミチ!もうやめろ!」
タケミチ「まだまだ」
ふらつきながら右手の甲で鼻を擦るタケミチ
タケミチ「こんなんじゃ オレの12年 ヘタれた心は 直らねえんだよ」
マコト「何言ってんだアイツ」
タケミチ「逃げて 逃げて 逃げて 逃げて」
タケミチの脳裏にナオトの『君にしか姉は救えない』の言葉とヒナの笑顔が甦る
アッくんはナイフをたたみ、ポケットにしまう
アッくん「もう引けよタケミチ 十分気合い見せたよぉ」
タケミチ「引けねえんだよ」
涙をこぼし叫ぶタケミチに息を呑む溝中五人衆
タケミチ「引けねえ理由が あるんだよ 東京卍會 キヨマサ 勝つには オレを殺すしかねえぞ」
泣きながら口角を上げるタケミチ
タケミチ「絶ッ対ェ負けねえ」
タケミチ(オレが オレがヒナを救うんだ)
キヨマサ「バット持って来い」
山岸「やべえ」
マコト「タケミチ守るぞ」
階段を降りて行く山岸とマコト
キヨマサ「上等だぁ 殺してやるよ」
不良「バットって…」
不良「タイマンじゃねえの?」
タケミチはキヨマサに対峙したまま動かない
静まりかえる公園
キヨマサ「早くしろ コラ」
ドラケン「オイ キヨマサァ」
キヨマサ「ああ?」
振り返り、呆気に取られるキヨマサ
金の弁髪に左の顳顬にドラゴンのタトゥードラケンが客を縫ってやってくる
ドラケン「客が引いてんぞ」
タケミチ(誰だ?)
ドラケン「ムキになってんじゃねえよ 主催がよ」
ギャラリーの最前列にアッくん、少し後ろにマコト その手前に山岸 2人ほど空けた場所にタクヤが立っている
山岸「金の弁髪 顳顬に龍の墨」
マコト「嘘だろ」
アッくん「東京卍會副総長龍宮寺堅 通称ドラケン」
ドラケンの横に【東京卍會副総長龍宮寺堅 通称ドラケン】の赤文字
マイキー「あむ」
開襟シャツにボンタン、黒のアーガイルのカーディガンを着たドラケンの後ろには学ランを肩にかけたボンタンに白Tのマイキーがたい焼きを食べながら歩いてくる。髪はピンクゴールドの髪をヘアゴムで後ろにまとめたポンパドールにしている。
マイキー「ねえねえケンチン」
ドラケン「ああ? こうゆーとこで そのあだ名呼ぶんじゃねーよ」
マイキー「たい焼き無くなっちゃった」
口の端たにたい焼きのカスをつけて胸上で手を振るマイキー
アッくん「なんだアイツ」
マコト「場の空気 全然読めてねえ」
不良が一斉に頭を90度に下げる
赤石「お疲れ様です」
不良一同「お疲れ様です」
口元の食べカスを舌で舐めとるマイキー
90度に頭を下げている不良の中でタケミチはマイキーを見つめている
タケミチ(まさかコイツが?)
不良一同「お疲れ様です 総長」
マイキーの横に【東京卍會総長佐野万次郎 通称マイキー】の赤文字
タケミチ(佐野万次郎)
スタスタと進んでくるマイキーに赤石が頭を上げる
赤石「佐野君 オレ参番隊の特攻やってます 赤石っす」
見向きもせずポケットに手を突っ込んだまま通り過ぎるマイキー
ドラケン「邪魔 マイキーは興味無えヤツと喋んねんだよ」
赤石「すいません」
マコト「マジか あの赤石(レッド)君がなんも言い返せねえ」
キヨマサの前までくるマイキー
キヨマサ「お疲れ様です」
ペコっと頭を下げたキヨマサの腹にドラケンの右足が入る。マイキーは見向きもせず通り過ぎる。
キヨマサ「ぁ…ぅ…」
ドラケン「キヨマサ いつからそんなに偉くなったんだ 総長に挨拶する時はその角度な」
腹を抑え身体を折るキヨマサを温度のない目で見下ろすドラケン
キヨマサ「は…はい」
歯噛みするキヨマサ
キヨマサを通り過ぎたマイキーはタケミチの目の前までやってくる
ズイっと至近距離まで顔を寄せてくるマイキーに、仰け反ったタケミチは後ろに倒れる
マイキー「オマエ 名前は?」
タケミチ「花垣…武道…」
マイキー「そうか…タケミっち」
タケミチ「へ? …タケミっち?」
ドラケン「マイキーがそう言うんだからそうだろ タケミっち」
タケミチ「へ?」
仰向けき倒れているタケミチの腹を跨いでしゃがんだマイキーは、右手でタケミチの後頭部を掴むと顔を寄せた。
マイキー「オマエ 本当に中学生?」
ハッとするタケミチ
マイキー「タケミっち 今日からオレのダチ な?」
タケミチ「へ?」
マイキーは立ち上がるとキヨマサに向かって歩いていく。
マイキー「オマエがこれの主催?」
キヨマサ「は…はい」
マイキーはふっと笑うと草履を履いた右足で姿勢を変えずに蹴り上げた。
キヨマサ「ぁ…」
倒れる前にマイキーがキヨマサの前髪を掴みそのまま白目を剥いた顔面を殴る
マイキー「誰だオマエ」
グシャ グシャ グシャ グシャ グシャ グシャ グシャ 打撃音が鳴り響く
赤石「キヨマサ…」
ドサっと倒れたキヨマサの額にマイキーの草履が踏み躙る
マイキー「さて 帰ろっか ケンチン」
振り返る笑顔のマイキーの顔には大きな血飛沫が3つついている。キヨマサの顔を踏みながら跨いだ。
マイキー「喧嘩賭博とか下らねえ」
ドラケン「東卍の名前を落とす様な真似すんなよ」
倒れ込んだままのタケミチにマイキーが声をかける。
マイキー「タケミっち」
タケミチ「え…あ」
マイキー「またね」
去って行くマイキーの後ろを歩くドラケン
ドラケン「テメェらボーッとしてねえで解散しろー」
静まりかえる不良

夜の公園
タケミチを囲む溝中五人衆
タケミチ(アイツが東卍のボス 佐野万次郎)
マコト・山岸が目をキラキラさせて下からジーッと見ている。
タケミチ「ん?」
山岸「すごかったな タケミチ」
マコト「オレ感動しちゃった」
タケミチ「へ?」
山岸「あの無敵のマイキーに気に入られたんだぞ」
マコト「スゲエよ タケミチ」
タケミチ(やっぱり? あんなバケモンに気に入られちまったのか? キヨマサ君の奴隷から 何考えてるかわかんねえバケモンの玩具に

イメージ マイキーに道でイヌのうんこ『舐めろ』と言われ『はい ご主人様』と答えるタケミチ

ジョブチェンジしただけじゃねえか 更なる地獄だ なんでよりによってオレなんだ)
左肩を人差し指でチョンチョンとつつく山岸
山岸「今日からオマエ タケミっちな」
マコト「マイキーがそう言うんだから そうだろ タケミっち」
山岸・マコト「カッケー」
タケミチ(馬鹿はいいよな)
公園の中央ではしゃぐ山岸 マコト タクヤを公園の隅に立ち見つめるタケミチの隣のベンチにアッくんが座る
はしゃぐ3人の声が聞こえる
マコト「今日からオマエ オレのダチだぁ」
山岸「へ?」
タクヤ「オレもドラケンやる」
アッくん「バカだよなぁ アイツら」
タケミチ「ん? ああ」
タケミチ「でも アイツらがバカ言ってんの久しぶりに聞いたよ タケミチ」
タケミチ「ん?」
アッくん「オレ キヨマサ君のこと刺そうとした」
タケミチ「えっ?」
アッくん「だってよ 今のままじゃ オレら一生奴隷だぜ キヨマサ君やるしかねえだろ」
タケミチ「アッくん」
タケミチ(1番仲間思いだったもんな)
立ち上がるアッくん
アッくん「ありがとうなタケミチ」
タケミチ「へ?」
アッくん「オマエが踏ん張ってくれたおかげでオレらは奴隷から解放されたんだ カッコよかったぜ」
タケミチ「よせよ 照れるわ」
照れて頭を掻くタケミチ
アッくん「へへへ」
タケミチ「山岸ーオマエ全然似てねえし」
山岸「うっせえよ タケミっち」
ハイアングルで山岸に駆け寄るタケミチ

朝の通学路
タケミチ「学校って辛いー ふわぁ 8時からって早すぎるだろう」
傷だらけの顔にスクールバッグを肩からかけているタケミチ
ヒナ「おはよぉ タケミチ君」
タケミチ「ヒナ」
ヒナ「偉い偉い ちゃんと朝から登校してるね」
ピースサインをする笑顔のヒナ
ヒナ「今日学校終わったら塾なんだ」
タケミチ「へー」
ヒナ「塾までデートしようよ」
タケミチ「え うん そう言うのデートって言うんだ」
ヒナ「一緒に学校に行くのもデートだよ あーあ ヒナもタケミチ君と同じクラスが良かったぁ」
タケミチ(え 学校ってサイコー)

大溝中学 タケミチの教室
教師が黒板に白墨で板書している。
黒板
連立方程式
例題 4x = 5y −8   ➡︎ 5y    4y
   4x + 4y =10
教師が「ここ重要だぞ しっかり覚えておく様に」
机に座りボールペンを鼻の下に挟んでいるタケミチ
タケミチ「とか言って浮かれてる場合じゃねえんだよな はぁ」

回想 ナオト「稀咲鉄太と佐野万次郎 2人の出会いを止めてください そうすれば 姉を救える」

タケミチ(ナオト 佐野万次郎に会ったぞ)
タケミチ「偶然だけど」
タケミチ(巻き込まれて死んだヒナを救うため 東京卍會の抗争を止めなきゃ行けない その為に東卍の2トップを今この時代で出会わせない様にする その1人 佐野万次郎にはなんとか会うことが出来た でもこの先どうしたらいいのかさっぱりわかんねえ)
タケミチ「出会わせないって よく考えたら 超ムズくね」
溝中3年「テメェらどこ中だコラ」
溝中3年「勝手に入って来てんじゃねえよ おあ」
タケミチの教室の前のドアが開き顔を出すマイキー
マイキー「お いたいた」
タケミチ「へ?」
マイキー「遊ぼうよ タケミっち」
前のドアからスタスタ入ってくるマイキーとドアの影から覗いているドラケン

黒板 5y−8+4y=10
   9y=10+8
   y=2
   4x=5

教卓の横に立つ教師は焦った様に棒立ちしている
教師がー「あの…授業中…」
タケミチ(メチャクチャや この人)
廊下には伸されている3年生が倒れている。半分ほど膝までズボンを脱がされている。
タケミチ「さ 3年生の皆さん」
後ろからくるドラケン
タケミチ「あの 何すかコレ」
ドラケン「あ? コレ? なんかムカついたからノシといた」
タケミチ「ん…んん」
ドラケン「全員ここに並べー うつ伏せな おいおい離れ過ぎだよ 痛てえのはオマエらだよ」
3年生「え? 何が行われるのだろう」
3年生を踏石にしながらスリッパで歩きだすマイキー
3年生「おふっ」
それに続くドラケン 3年生の悲鳴が上がる横を着いていくタケミチ
タケミチ(東京卍會 やっぱりイカれてる)
ドラケン「宇田川のチームが神泉でハバきかせてるって」
マイキー「いいじゃん ぶっ飛ばしに行こうよ」
当たり前のように3年を踏みながら歩くマイキーとドラケン
タケミチ(コイツらにとって 人をいたぶるのは日常 顔を洗うくらいの事なんだ)
下駄箱前に立つマイキー
その後ろをドラケンがタケミチにのし掛かるように肩を組み歩いてくる
ドラケン「元気してた?」
タケミチ「昨日の今日っすよ」
マイキー「今日暇だろ?」
タケミチ「いや そうでも無いっす」
畏まるりながら答えるタケミチ
マイキー「ちょっと付き合えよ」
タケミチ「マイキー君 僕の話聞いてます?」
遠巻きに見物する生徒たち
廊下を歩いてくる欠伸をするマコトと山岸
溝中男子「マイキーと仲良いのか?」
溝中男子「ウチにそんなすげー奴いた?」
山岸「オイあれタケミチじゃねえか」
マコト「マイキー君に気に入られたんじゃねえのかよ 昨日の今日で何やらかしたんだ?」
下駄箱前でドラケンとマイキーに囲まれてタジタジのタケミチ
山岸「やっべえ 殺されんぞ」
その横を通り過ぎるヒナ
山岸・マコト「ん?」
山岸「橘?」

下駄箱の影から伺う3人の男子生徒
男子「マイキーって東卍のマイキーかよ」
男子「じゃあタッパがある方がドラケン」
男子「声デケェってまた殴られんぞ」
後ろの声に聞き耳を立てるタケミチ マイキーの話は聞こえていない様だ
マイキー「そんなに緊張しなくても ただお喋りするだけだし」
タケミチ(そうだ コレはチャンスだ マイキー近付いて 稀咲鉄太との出会いを止められれば)
マイキー「じゃ 行こっか」
出て行こうとするマイキーとドラケンとタケミチ
ヒナ「ちょっと待って」
カツカツと近づいてくるヒナ
ドラケン「誰?」
タケミチ(ヒナ?)
タケミチ「ごめん 今日立て込んでてさ」
ヒナはまっすぐにマイキーの前に来ると大きく頬を張った。
タケミチ「ああああ」
マコト・山岸「だあああ」
慄く溝中生徒 ドラケンの頬に血管が浮かび上がる
動かないマイキー
タケミチの手首を掴むヒナ
ヒナ「タケミチ君 行こう こんな人たちの言いなりになっちゃダメだよ」
タケミチ「へ?」
そのまま廊下を歩き出すヒナ
ヒナ「ヒナが守ってあげる」
タケミチ「ヒナ…」
タケミチの手首を掴んだヒナの手が小刻みに震えている
タケミチ(震えてる)
タケミチの手首を掴むヒナの手首をドラケンが掴む
ドラケン「オイ 殺すぞガキ いきなりぶん殴ってハイさよなら? ふざけんなよコラ」
ヒナ「ふざけているのはどっちですか?」
振り向かずに答えるヒナ
ドラケン「あ?」
ヒナ「他所の学校に勝手に入って来て 無理矢理連れ去るなんて 友達のする事じゃありません 最近のタケミチ君怪我してばっかり」
タケミチ「ぁ…」
ヒナ「もし それがアナタたちのせいなら 私が許しません」
ドラケンに顔を向け、言い切るヒナ
タケミチの左手が、ドラケンの左肩に掛かる
タケミチ「その手を離せ…」
タケミチは震えながら小さな声で言う
ドラケン「何言ってんのか聞こえねえよ」
耳元で威嚇され歯を食い縛るタケミチ
いつかヒナの言った「ヒナが守ってあげる」という言葉が甦る
タケミチ「その手ェ離せって言ってんだよ バカ野郎」
タケミチ(今度のオレはヒナの事守るよって 約束したかんな)
ドラケン「テメェ 誰に向かって口聞いてんだ」
タケミチに顔を寄せ凄むドラケン
タケミチ「もう2度と 譲れねえもんがあんだよ」
ドラケン「は? 2度と?」
その様子を無表情で見つめるマイキー
マイキー「あーぁ せっかくダチになれると思ったのに 残念 さて」
表情を消したマイキーがタケミチに顔を向ける
マイキー「どうやって 死にてぇ?」
スタスタ歩いてくるマイキー
タケミチ「1つだけ 1つだけ約束しろよ」
マイキー「ん?」
タケミチ「ヒナには 絶ッ対ェ手ぇ出すなよ」
ヒナ「はっ」
マイキー「は? 知らねえよ」
拳を振り上げ、せまるマイキー
目を閉じるタケミチ
マイキー「なあんてね」
拳をおろし笑顔で顔を近づけるマイキー
タケミチ「ん…がっ…は…へ?」
マイキー「バカだなぁ タケミっち」
肩をバシバシ叩くマイキー
そのまま下駄箱へ向かう
マイキー「女に 手ぇ出すわけないじゃん」
タケミチ「はぁ…」
ドラケン「タケミっち オレ相手に凄んだな」
のし掛かる様に肩を組むドラケン
タケミチ「す すみません」
ドラケン「いーよ」
タケミチ「へ?」
ドラケン「譲れねえもんがある 今時女にそれ言うヤツいねえぞ 昭和だな」
タケミチ「はは ははは」
肩かた腕を外し下駄箱へ向かうドラケン
タケミチ「あ」
ドラケン「ビッとしてたぜ」
ヒナ「あれ? タケミチ君 あの人たちって…」

インアングルの校舎と青空
ヒナ「ごめんなさい」
昇降口の前でマイキーに頭下げるヒナ
ヒナ「私勘違いしちゃって」
マイキー「いーよ べつに スゲービンタだったなぁ」
ヒナ「ぁあ…すいません」
マイキー「好きなヤツの為に頑張るのはいいけど 無茶しちゃダメ 相手が相手なら大変な事になっちゃうよ」
ヒナ「ハイ」
マイキー「うひひ あはは」
ヒナ「ヒナ行くね」
タケミチ「あ ああ ぇあ デートは?」
ヒナ「今度でいいよ せっかくお友達が 遊びに来てくれたんだし」
手を振り学校へ戻るヒナ
マイキー「バイバーイ 今度は叩かないでね」
会釈して去るヒナ
マイキー「いい子じゃん 滅多にいねえよ あんな子 大事にしてやれよ」
タケミチ「は…」

川沿いの道
緑ママチャリでマイキーをケツに乗せ2人乗りをするタケミチ
その後ろを赤のママチャリで走るドラケン
タケミチ(オレがナオトから聞いた12年後の東京卍會は ギャンブル 詐欺 暴行 殺人 何でもありの極悪集団だ)
回想ーマイキー『喧嘩賭博とかくだらねえ』
『女に手ぇ出すわけねえじゃん』ー
タケミチ(本当にこの人が あの極悪東卍の頭なのか?)
タケミチ「あの…マイキー君」
マイキー「ん?」
タケミチ「その…なんでオレの事なんか気に入ったんすか」
マイキー「くっだらねえ質問」
タケミチ「ああ…すいません」
マイキー「オレ 10コ上の兄貴が居てさ 死んじまったんだけどさ 無鉄砲な人でさ 自分より全然喧嘩強ぇ人にも 平気で喧嘩挑んじゃうの」
タケミチ「へえー カッケェ人だったんすね」
マイキー「タケミっち兄貴に似てる」
タケミチ「へ? そ そんなカッコよくないっすねぇっすよ 何処をどう見たら」
マイキー「確かにタケミっちみたいにダサくねーな」
タケミチ「それは ヒドイっす」
河原に停めてある赤と緑の2台の自転車 川に向かって立つマイキー その少し右後ろにドラケン 左後ろにタケミチが立っている
マイキー「今って 不良がダセーって言われる時代だろ」
タケミチ「そっか この頃からそんなふーに言われてんだ…」
マイキー「兄貴の時代はさー この辺りもスゲー数の暴走族がいてさ その辺をチョッカンコール鳴らして走ってた みんな肩肘張ってさ 喧嘩ばっかして でも自分のケツは自分で拭いて そんなヤツらがなんでダセーんだ?」
河原の坂に座り込むマイキー
「だからオレが 不良の時代を作ってやる オマエも着いてこい」
立ち上がるマイキー
マイキー「オレはオマエが気に入った 花垣武道」
ドラケン「喧嘩強ぇヤツなんていくらでもいんだよ でもな 譲れねえモンの為なら どんなヤツにでも楯突ける オマエみたいな奴はそーいねぇ 考えとけよ タケミっち」
自転車に向かい先を歩いていくマイキーと、マイキーの半歩後を歩くドラケン

夕焼けの河原
ポケットに手を突っ込み、1人河原を歩くタケミチ その横をマラソンする男が通り過ぎる
タケミチ(マイキーは不良だけど 悪い奴じゃない 少なくとも 祭りにトラックで突っ込んで 関係のないヒナを殺しちまうような 12年後の東京卍會 そんな組織のボスでは絶対にない 何がマイキーを変えたんだろう」
タケミチとすれ違う大きく歯を剥き出して笑う稀咲と濱田と丁次
ータケミチの脳裏に浮かぶナオトの言葉『佐野万次郎と稀咲鉄太 2人が出会わなければ 今の東京卍會は存在しなかった」ー
目をギュッと閉じるタケミチ
タケミチ「んっ…あれ?」
浜田「稀咲さん…」
丁次「やり直し聞かねぇからな」
稀咲「それな」
通り過ぎた稀咲達を振り返るタケミチ
タケミチ「なんか どっかで見た事あるような」


エンディング

脚本 むとうやすゆき
絵コンテ・演出 浅野勝也
キャスト
花垣武道(タケミチ) 新 祐樹
橘日向(ヒナ) 和氣あず未
橘直人(ナオト) 逢坂良太
佐野万次郎(マイキー) 林勇
龍宮寺堅(ドラケン) 鈴木達央
千堂敦(アッくん) 寺島拓篤
山本タクヤ 広瀬裕也
鈴木マコト:武内駿輔
山岸一司:葉山翔太
清水清貴(キヨマサ) 日野 聡
稀咲鉄太 森久保翔
浜田忠臣 金子隼人
丁次 柳田淳一
赤西仁(レッド) 宮下栄治
不良 岩崎俊樹

総作画監督 大貫健一 太田恵子
作画監督 浮村春菜
原画 飯田宏儀 市原真智 岡野結 神垣弥生 菊永智英 斉藤茉利 迫江沙羅 高橋英宣 堤将太 半田大貫 藤井望 ジョルジ・シャルクヴィアーニ
第2原画 池畠かすみ 小川知輝 片田敬信 筒野奈々 柑原豆真 工藤柾輝 小嶌エリナ 後藤京志郎
後藤友里恵 佐々木文恵 関義裕 田仲基寛 中津和美 野中愛 星野真澄 江原江里 山崎梨楽
ライデンフィルム東京スタジオ 大江伊万里 長谷川亮太
ライデンフィルム京都スタジオ 藤原朋子
ディオメディア 柴野美奈 元野琴美
パインジャム 五十嵐心 岸田くるみ
ボンズ:和泉百香 新垣芙未可
作楽クリエイト有限会社
天羽美琴
WHITE FOX伊豆高原スタジオ SILVER LINK.
スノーライトスタッフ 中村プロダクション Be Loop
動画検査 平澤晃兵 小田原宏太 片野一樹 宮城有輝
動画 ライデンフィルム深谷スタジオ
平澤晃兵 小田原宏太 片野一樹 宮城有輝 阿部光 川田楓 和田萌
productionGoodBook
石場雅幸 梅田真代 尾方颯来 佐賀弘恵 佐竹夏姫 下江ちひろ 下出麻以
作楽クリエイト有限会社 福家佳子
SILVER LINK.
reboot
色指定検査 倉田咲
仕上げ 橋上あきら
reboot
特殊効果 古市祐一(BOSABOSA)
背景美術 KUSANAGI 小木曽宜久
美術統括 川本亜夕
背景進行 大川結加 前田紗希 竹村美音
背景協力 MAMHAI
THAO NGUYEN   NGOC HUONG    NGOC GIAU   TA ASA   TUAN ANH   THI TOAN    PHUONG NHI    THUY DUONG    THI BICH    QUYNH NHU    HOANG MINH
制作進行 NGOC THO   CONG TRI
撮影監督補佐 鈴木智昭
撮影 ライデンフィルム
室塚勇枝 岩朝智紀 家高浩司 藤山和喜
2D Works
T2studio 加藤千恵 J.C.STAFF 向井吉秀
3DCG 平将人
編集助手 山田聖実
ビデオ編集 IMAGICA Lab. 柴田香澄 塚根結衣
エンディングテーマ ここで息をして eill
作詞 eill
作曲 eill,Ryo’LEFTY’Miyata (REVEL MUSIC)
編曲 Ryo’LEFTY’Miyata (REVEL MUSIC)
音楽効果 小俣泰史
録音 清本百合子
録音助手 宮城普達
録音スタジオ STUDIO MAUSU
音響制作 西山寛基
音響制作担当 スタジオマウス
オープニングアニメーション
ディレクション 山下敏幸(ハイパーボール)
作画監督 大貫健一 太田恵子 浮村春菜 やまだまや
原画 浜崎博嗣 中野涼子 迫江沙羅 菊永智英 花ノ木坂 福島秀機 一ノ瀬結梨 太田恵子
第2原画 浮村春菜 やまだまや 阿部亜佳里 佐藤愛架
ライデンフィルム東京スタジオ 大場伊万里
動画検査 安藤暢啓
色指定検査 牛山祐美
特殊効果 牛山祐美
背景 KUSANAGI
撮影 ライデンフィルム
モーショングラフィックス 阿久津俊吉
デザイン 高橋清太(FUETE)
OP制作進行 熊田潔
エンディングアニメーション
デレクション 三皷梨奈(ハイパーボール)
演出 初見浩一
総作画監督 大貫健一 太田恵子
作画監督 迫江沙羅
原画 畠山佳苗 小栗寛子 渡辺章 太田恵子
第2原画 やまだまや 浮村春菜 阿部亜佳里 佐藤愛架
ライデンフィルム東京スタジオ 大場伊万里
動画検査 安藤暢啓
色指定検査 牛山祐美
特殊効果 牛山祐美
背景 KUSANAGI
撮影 ライデンフィルム
モーショングラフィックス 吉原弘勝(GODTAIL) 阿久津俊吉
デザイン 高橋清太(FUETE)
ED制作進行 熊田潔
宣伝プロデューサー 小池かれん 照屋千加
宣伝協力 鈴木健太 大江繭子
番組協力 梅津知史
海外セールスプロモーション 西口美希恵 蕎麦谷卓馬 武尾理紗子
配信セールプロモーション 細田成樹
セールスプロモーション 唐川絢子
ライセンス 栃倉千穂 尾崎彩香 吉田友和
原作プロモーション 渡邉拓也 井村達朗 河原井勇樹 高橋巨雄 田幸志朗
ロゴデザイン ハイヴ
公式サイト 福田寛(カラコール) 佐藤せっか
WEBプロモーション 加々本祐樹 山内絵美
アニメーション制作 ライデンフィルム
プロダクションマネージャー 里見哲朗
ラインマネージャー 田代雄一 新家朋人
スタッフマネージャー 山田陸 安田悠紀 冨樫洋祐 福田翔尉 堂ノ本恵可 正木陽南子 伊賀一将
制作事務 矢澤洋人 栗山椰弘 篠原里鶴 佐藤潤 遠藤知樹 馬場祐介 杉山眞生
システム管理 馬場智之 加藤祥如 小澁大輝
車両協力 MAー9 下島誠司 白石貫太
文芸 須賀沙織
制作デスク 熊田潔
設定制作 小笠原早川奈美
制作進行 前原萌
製作 アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会
c和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」制作委員会



原作との相違点

アニメオリジナル
⚫︎タケミチとキヨマサのタイマンを見ているアッくんが、ボンタンの右ポケットを探る描写が補完されている。
⚫︎キヨマサがドラケンに腹を蹴られ、総長に頭を下げる角田を支持される際、原作では呻き声を出すだけだったが、アニメではドラケンを睨んでいる。
⚫︎喧嘩賭博から解放された夜の公園でアッくんがタケミチにキヨマサを襲おうとした事を告げるシーンでアニメではタケミチがアッくんの事を(1番仲間思いだったもんなぁ)と思うシーンが捕捉
⚫︎登校時ヒナと会ったタケミチが「塾までデートしようよ」と言われた時アニメではタケミチの「そう言うのデートって言うんだ」とヒナの「一緒に学校に行くのもデートだよ」の台詞が増えていた。

相違点
⚫︎キヨマサとのタイマンで原作ではキヨマサが髪を掴み顔面を蹴り上げるところが両肩を掴んで蹴るように変更。また顔面を蹴るシーンは横から等直接顔面を蹴る描写はなく、キヨマサの蹴るモーションからタケミチの鼻血を出して吹き飛ぶモーションに切り替わっている。
⚫︎キヨマサとタケミチのタイマンシーンでは原作でアッくんはマコトの隣に立っていたが、アニメでは離れた場所に立っており、ボンタンの右ポケットに手を入れたまま前に行き、ポケットから二つ折りナイフを出し「キヨマサ…」と呟いている
また諦めないタケミチに姿にナイフをたたみポケットにしまっている
⚫︎キヨマサとタケミチのタイマンシーンでは、原作ではタイマン終盤の山岸はタクヤの後ろに立っており、アニメではマコトの隣にいる。原作でタクヤが階段を登ったとは考えにくいので、山岸が降りて来たと思われる。
⚫︎キヨマサが「バッド持って来い」のシーンでは、原作では溝中五人衆共に観衆の中にいるところ、アニメでは山岸が「ヤベエ」マコトが「タケミチ守んぞ」と言いながら階段を降りている
⚫︎ドラケンとマイキーの登場シーンで「ケンチン」と呼ばれたドラケンが、原作では「そのあだ名で呼ぶんじゃねーよマイキー」と言うところまマイキーの名前が無くなっており、より謎の人になっている
⚫︎不良がマイキーに頭を下げるシーンで、原作では「総長 お疲れ様です」になっているところ、アニメでは総長が抜けて「お疲れ様です」だけになっている